元祖日本酒ユーチューバーまちゃるです!
今まで沢山の地酒について学んできましたが、改めてインタビューしたり、地酒を味わいなおしたりすると、また新しい発見があります。
「温故知新」という言葉の通り、古きを知ることで酒の新しい可能性がもっと見えてくるのかもしれない…! と考える今日この頃です。
そういった意味でも今回は、長崎県で一番歴史的情緒を感じさせる蔵元、潜龍(せんりゅう)酒造さんをご紹介いたします!
◆潜龍酒造とのエピソード
実は僕、以前日本酒バーを運営していたことがあり、開業する時に初めて相談したのがこちらの潜龍酒造の山下代表でした!
こちらの蔵で酒造りを経験させていただいたこともあります。
日本酒業界に入りたてだった当時の僕にとって、大師匠である酒蔵さんです。
長崎県で一番の歴史をもつ潜龍酒造さんからは酒造りの基礎と伝統を学びました。
◆参勤交代で栄えた歴史ある宿場町
1688年(元禄元年)から、潜龍酒造さんの歴史は始まります。
今から、なんと334年前…!!
江戸時代、平戸藩の奉行を務めていた初代山下庄左衛門が、藩命により酒造業を始めたそうです。
潜龍酒造さんが蔵を構えるのは、参勤交代の宿場町として栄えた地域。
まさに「町の酒蔵」として地域に根付き、長年愛されている存在です。
四季を意識した酒の銘柄には、どれも300年間受け継がれてきた技と味が込められています。
かつて日本全国でその技をふるっていた生月杜氏や平戸杜氏が長崎県内で最も在籍していた期間が長い蔵元でもありました。
蔵自体も伝統的な建造物として大切にされており、山下家元酛蔵(もとくら)は長崎県指定文化財にもなるほど!
長崎県の中でも、歴史的情緒を最も感じられる酒蔵です。
◆潜龍酒造さんの代表銘柄
・本陣(ほんじん)…佐世保市民の定番の地酒といえばコレ!
クラシカルで、これぞ日本酒!という様な芳醇な飲み心地と旨味をもつ酒です。
佐世保市民の日常に欠かせない地酒のひとつと言えます。
塩味の効いた濃い口のおつまみがピッタリ合うような、通にとってはたまらない味わいです。
・白星(しろぼし)…冬に発売される銘柄で、佐世保市民のお正月には絶対に欠かせない日本酒!
「コタツに入っておせちをつつきながら」「家族団らんで会話を楽しみながら」飲むお酒といった印象です。
プチプチとした発泡感もあり大変飲みやすく、幅広い世代に大人気!!
例えるならば、「大人のカルピスソーダ」といったところでしょうか♪
◆さいごに
日本酒バーを始めたばかりの僕にとっては、このような記事を書かせていただけるかどうかも予想できませんでした。
その当時ご指導をいただいた潜龍酒造さんにこのような形で恩返しができることを嬉しく思います。
「初心忘れるべからず」という言葉があるように、自分を見つめなおすキッカケは大切だなと再確認!
皆様も、自分を見つめなおす静かな時間や友との語らいの時には、潜龍酒造さんの「本陣」や「白星」をお供にしてみてはいかがでしょうか?
TEL: 0120-652-209
公式ホームページ:https://www.sake-honjin.com/
オンラインショップ:https://www.senryuu.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/senryushuzo/