【長崎で最も予約困難な寿司屋さん】勢いと活気溢れる「握りのはやし」へ行ってきました ＠長崎市葉山

※住所、価格、予約状況を修正しました(2024/02/22)

こんにちは！
ながさーちの美食グルメライター、市原 伝です！

今回はSNSでもバズり、某テレビ番組でも絶賛されたお鮨屋、「握りのはやし」さんへ行ってきました！

極上の素材に寿司職人の技と工夫が詰まったお寿司屋さん。
ディナーは来年2月までほぼ埋まり、2月中旬以降から少し予約が取れるとのこと。
ランチは2ヶ月待ちで11月下旬からでないと空きが無いと言うほどの人気店。
※令和4年10月現在
⇒令和6年2月現在、令和6年の予約はすべて埋まっています。なお、来年の予約は未定です。

長崎で最も予約困難なお寿司屋さんとなっております。

なお、現場所は葉山2丁目となります。

「握りのはやし」について

店主の林さん(左)と従業員の杉本さん

場所は長崎市葉山2丁目3-14になります。
※岩屋中学校近く、最寄りは「葉山」バス停
「道ノ尾」バス停(バスの本数が多い)、JR「道ノ尾」駅(時間がわかりやすい)も可だが少し歩く。
タクシーだと、中央橋から3,500円くらい(令和6年2月現在)

現在、店内はカウンター10席となります。
(今後テーブル席の活用も。)

ランチについて
・平日税込6,000円コース
・土日祝税込13,000円コース(ディナーと同じ)
・開始時間が12時～の一斉スタート

ディナーについて
・税込13,000円コースのみ
・開始時間は(平日)18時30分～、(土日祝)19時～の一斉スタート
ただし、貸切の場合の開始時間はこの限りでは無いそうです。
※おおよその所要時間は2時間30分から3時間

どちらもお料理のみの金額で＋で飲み物代がかかります。
ランチ、ディナーともに人気あるお店です。
なお、予約については現在InstagramのDMのみ。
ただし現在は予約が埋まっています。

お持ち帰り(テイクアウト)について

お持ち帰りメニュー

私たちが来店した日、なんとお持ち帰りのお客さんもいらっしゃいました。

お尋ねしたところ

・平日が前日締切
・土日祝が前々日締切

とのことです！

メニューは上記画像を参考にされてください。

なお、現在出前は行っていませんのでご注意ください。

ある日のディナーコース

手書きの「本日のお品書き」

伺ったのは令和4年9月下旬。
秋の食材も出回り始めた頃でした。
伺ったのは酒飲み男女7名で、貸切。
終始とても楽しい時間を過ごしました。

なお、上記に本日のお品書きが書いてありますが、記載外のメニューも数点出てきましたよ。
一つ一つ記載します！

※旧店舗、旧価格帯での食レポのため器や料理構成など現在と異なっております。

先付

子イカの沖漬け

まずは先付として「子イカの沖漬け」が出てきました。
濃厚な一品、酒の肴として抜群です。
これ一品でしばらく飲めますよ。
しかし、先が長いのでお酒もほどほどにお造りへ進みたいと思います。

造里

左上から伊佐木、姫鮑の昆布締め、鯖の炙り、横輪

お造りはメニュー外の物も含めて四品出てきました。
五嶋産「伊佐木」、「姫鮑の昆布締め」、「鯖の炙り」、五嶋産「横輪(よこわ)」です。
ちなみに山葵は島根県産の山葵とのことでした。

なお、「姫鮑の昆布締め」と「鯖の炙り」はメニューに記載されていない料理です。
しかし、お店が有名になったきっかけの1つ、「鯖の炙り」を食すことが出来とても幸せでした…。
脂の旨味と香ばしい香りと最高の一品です。
「姫鮑の昆布締め」は6時間炊いたそうですよ。

伊佐木や横輪も脂がしっかりと乗っていて、とても美味しかったです！！

冷吸

北海道産毛ガニの茶碗蒸し

冷吸は記載メニューと変更がありまして、「北海道産毛ガニの茶碗蒸し」となりました！
北海道産の毛ガニが入荷されたと言うことで急遽変更となったようです。

このライブ感たまりません！
ワクワクします。

そして、この毛ガニ！
蟹の風味がめちゃめちゃ豊かでした。
もう、たまらん。

焼物

ノドグロと肝味噌

焼物として五嶋産「のどぐろ」が出てきました。
焼いたノドグロの上には肝味噌が…

肝味噌は肝をアク抜きして味噌と和えて作ったそう。
とっても濃厚な味！こりゃ酒が、特に日本酒が合いますね。

また、店主の林さんから「ノドグロは焼いたら海老みたいな香りがしますよ」と言われましたがまさに！
海老のような食欲をそそる香ばしさが漂ってきます。

身だけ食す、肝味噌だけ食す、身と肝味噌を一緒に食す、色んなパターンで楽しめました。
もちろん、その分お酒も進みますよ…。。

夏鍋

キンキと牛蒡

夏鍋として知床産の「キンキ」と牛蒡を炊いた料理が出てきました。

ここで中休みと言いますか、温かいお鍋料理が出てきてホッと胃が一息付けました。
キンキの旨味たっぷりのこのお出汁が旨いですね。
結局お酒を飲み続ける一同です…。

酢物

黄金穴子

酢物として対馬産の「黄金穴子」が出てきました。
穴子のお刺身は久々です。
「よく噛んで穴子の甘味を味わって欲しい」ということでしたのでモグモグ噛み噛み。
以前食したときには穴子の食感を楽しんだ記憶がありますが、確かによく噛むと甘味が出てきますね。
これは食感や甘味とのハーモニーが美味しい！

揚物

出汁と塩

次は揚げ物です。
お好みで「出汁」と「塩」で楽しみます。
出汁は穴子の中骨で取った出汁とのこと。
この透き通って少し黄みがかった出汁が旨すぎる…。
この出汁だけでお酒を飲みたいと感じさせてくれますね。
しかし、せっかく天ぷらがありますので天ぷらを楽しみたいと思います。

左上から白茄子、海老、海老の頭、オクラ

左上から琴海産「白茄子」、島原産「車海老の身」、「車海老の頭」、琴海産「オクラ」
です。
白茄子は塩と出汁で食べたかったので半分に切ってもらいました。
車海老は余すところなくいただきます。
オクラも中のシャキシャキ感が残っていて美味しいですね。

黄金穴子

そして対馬産「黄金穴子」！
ふんわりした穴子がどかーんと揚げられています。
穴子の中骨で取った出汁と合わないはずがありません。
美味しくいただきました。

寿し

芝海老厚焼

もう十分すぎるほどいただいていますが、お店はお寿司屋さんです。
やはりお鮨食べないと帰れません！
と、言うわけで握りを食べていきます。

まずは長崎産「芝海老厚焼」です。
海老の風味がばっちり入った厚焼きから始まりました。

白甘鯛

二貫目は五嶋産「白甘鯛昆布締め」です。
いや～、白甘鯛は旨いですね。
白甘鯛の魚としての旨さはめちゃめちゃ凄い。
そして、職人さんたちによる調理。
白甘鯛独特の風味、食感、全て楽しめる一貫ですね。

なお、シャリのこともお尋ねしましたが、色んなお酢をブレンドしているとのことです。
赤酢も入っているそうですよ。

鮪

三貫目はメニュー未記載、ボストン産の「鮪」です。
秋はボストン産の鮪が旨いとのこと。
しっかり厚めに切られた鮪、噛めば噛むほど味が出ると言いますか、鮪の旨味をしっかりと味わえました。
これくらい厚めに切っていただくと鮪の旨味がよくわかります。
いや～、本当に美味しい…。

車海老

四貫目は島原産「車海老」です！
プリプリした海老が揚げ物とはまた違う食感と味わいで楽しいですね。

黄金穴子

五貫目は「黄金穴子」です。
穴子を刺身で楽しみ、出汁で楽しみ、揚げ物で楽しみ、そして握りで楽しむ。
色んな食べ方を試すことが出来ました！

鯖

メニュー記載外でして…、写真はしっかり撮っているのですがネタをメモ忘れてます。
おそらく「鯵」かな～と思うのですが、「鯖」かも…？
すみません。
もうこの時点で相当酔っています…

鯖の炙り

長崎産の「鯖の炙り」です。
こちらも絶賛されている記事をよく拝見しました。
確かに脂の乗り方、身の分厚さ、炙った香ばしさ、どれもが高いクオリティです。
しかも海苔も旨い！
海苔は有明海の一番海苔とのこと。
海苔があまりにも美味しかったので伺ったところ、有明海の一番海苔とのことでした。

赤雲丹

南串産の「赤雲丹」です。
もうね、言葉はいらない。
食べた瞬間皆が無言になる。
それが美味しさを物語っています。

生姜と茗荷の甘酢漬け

「生姜と茗荷の甘酢漬け」です。
ガリですね。
生姜は飯盛産の新生姜とのことでした！

汁物

蛤赤出汁

汁物は五嶋産の蛤を使った「蛤赤出汁」です。
めちゃめちゃ大きい蛤、身もデカい！！
ここまでの蛤は久々に食べました。
これにて〆となります。

とっても大満足のコースでした！
これは確かに人気だとわかりました。

会計

全国の銘酒がたくさんあります！

1人税込8,500円のコース、よく飲む7名で伺いました。
日本酒4合瓶を5～6本、＋生ビールなどの注文で、
1人当たり15,000円～16,000円の会計となりました！
⇒旧価格帯になります。
令和6年現在、税込13,000円コースとなりますのでご注意ください！

なお、日本酒は有名なお酒がたくさんありましたよ。
上記画像の通り、秋田の新政だけでもこの日に3種類も！
飲むタイミングで店主がおすすめを教えてくれますので色々楽しめました。
この日は全員「新政 陽乃鳥」、「山本 サンセットオレンジ」、「大虎 大辛口冷やおろし」、「冩樂 純米吟醸 赤磐雄町」、「黒龍 秋あがり」をいただきました。
あとはビールなど各々頼んでいたようです。

10月開催の全国すし技術披露会出場決定！

出場予定の杉本涼さん

今年、令和4年の10月18日に東京にて「全国すし技術披露会」が開催されます。

店主の林さんも約20年前の19歳の時に出場され、巻き寿司部門で優勝、握り寿司部門で金賞という経歴を持っています。
今回は若き職人、従業員の杉本涼さんが出場します！！

全国すし技術披露会

師匠である林さんが成し遂げられなかった巻き寿司部門、握り寿司部門の両部門での優勝をぜひ勝ち取ってきて欲しいですね。

杉本さん！
二冠達成目指して頑張ってください！！

店舗詳細

赤出汁に使われた蛤

お店の場所は現在葉山2丁目3-14です！