こんにちは!
ながさーちの美食グルメライター、市原 伝です!
以前「お料理コース」の食レポをアップした「小料理 藤緒」さん。
※市原 伝の個人ブログでもお料理コースの食レポが載っています。
今回は藤緒さんが毎月第3週、1週間限定で提供している「鮨コース」へ行ってきましたのでこちらの食レポをアップします!
和食の技巧を駆使したお鮨コース。
シャリは米酢と2種類の赤酢。
伝統的なお鮨から挑戦的なお鮨まで多種多様のお鮨を楽しめます!
料理が5品、握りが11品(または8品)提供されます。
鮨コースのときは開始時間が18時30分~と決まっていますのでご注意ください。
ただし、予約状況などで19時開始の時もあるようです。
また、前半のお料理5品を間髪入れずに提供しても大丈夫なら19時までの入店は対応可能とのこと。
・コースの中身は料理5品、握り11品(または8品)
・鮨コース時の開始時間は18時30分~のみ(19時開始の時もあり)
「小料理 藤緒」について
場所は長崎市中心街。
思案橋や浜町アーケードからもすぐ近くです。
八坂町通りと鍛冶市商店街の交差する場所にあります。
近くには以前ながさーちにて紹介された「酒菜処のさ庵」さんもあります。
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店内は
- カウンター7席
- 掘りごたつ席
があります。
コース料理は
- お料理コース2種類(税込9,350円、税込13,200円)
- 鮨コース(税込13,200円、税込11,000円)
となっています。
ただし、鮨コースは毎月第3週の1週間のみとなっております。
(なお、第3週は鮨コースのみの提供、開始時間は18時30分~)
また、第3週を除く金曜・土曜のランチタイムに天麩羅コース(税込6,600円)も始まりました。
飲み物はビール、日本酒、焼酎と揃っていますし、ワインは日本ワインが置いてあります!
今回の鮨コースは日本ワインとのマリアージュも楽しみました。
ワインと和食といった楽しみ方も出来ますよ。
(もちろん、日本酒の種類も豊富なので日本酒とも楽しめます)。
また、そのぎ茶や自家製シロップのソーダ割りなどノンアルコールも楽しめます♪
・近くにも色んな飲食店あり
・席はカウンターと掘りごたつ席あり
・コースは料理コース2種に鮨コース2種
・鮨コースは月の第3週の1週間のみ(その週は鮨コースのみ)
・第3週以外の金曜・土曜限定でランチ天麩羅コースあり
・ドリンクは充実
・日本酒はもちろん日本ワインもあり
ある日の鮨コース
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酸味もあり鮨にあう!
伺ったのは8月の鮨の週です。
お盆と海の時化が重なりお魚の入荷がかなり厳しかったそうですが、それでも高クオリティのお料理とお鮨を楽しめました。
お料理
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落花生の胡麻豆腐
まずは握りの前にお料理から。
本日は「モロヘイヤのお浸し」と「落花生の胡麻豆腐」がまず出てきました。
モロヘイヤは湯がきすぎないことで食感もあります。
モロヘイヤ特有の粘り気も良いですね。
落花生の胡麻豆腐は落花生の風味が楽しめると同時にかかっている胡麻のタレがまた絶妙!
一皿目から期待値が上がっていきます。
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2つ目は「白梶木のサラダ」です。
しっとりとした脂が上品な白梶木。
藤緒さん特製の海苔酢(大好き!)、茗荷や山葵などの薬味、山芋短冊と絡めながら食します。
脂がくどくなく、歯応えもある白梶木。
これは旨い!
絡み合う薬味や海苔酢もたまりませんね。
この時点でワインボトル1本がだいぶ減っていました(ハイペース?)。
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3皿目は「蛸の柔らか煮」です。
藤緒さんの蛸は信じられないくらい柔らかいです。
噛む力をいれなくとも簡単に切れます。
蛸の風味を引き立てている濃厚な味も良い。
付け合わせの水芋が季節を感じさせます。
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次は「スジアラの白菜蒸し」。
全国で高級魚として名高く、特に沖縄では人気。
地域によってはハージン、アカジン、アカジンミーバイなどと言うそうですよ。
身はふっくらと柔らかく、旨い。
包んでいる白菜もスジアラの邪魔をせずに良いですね。
お出汁をしっかりと吸っています。
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最近人気急上昇中の「新玉葱のティラミス」です。
私は今回初めていただきました。
浜口の名店、ラ・カーサ・ディ・オルソさんの料理だそうで公認いただいて作っているそう。
ココアパウダーに見えるものは醤油の絞りかすのパウダーとのこと。
新玉葱の甘さが引き立たせられていて、甘味も塩味も感じる料理です。
これは確かに人気あることがわかる一品でした。
握り
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まずは握りの前にガリとして「梨と新生姜」が。
新生姜はあまり酸味が強くなく優しい味わい。
ついパクパクっと食べてしまいます。
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ネギトロ風
握り一貫目は「中トロの手巻き、ネギトロ風」です。
もうね、この時点で満足度100%!
トロの中でも中トロが好っき♪
パリパリの海苔も風味良くたまりません!
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次は「鮑」です!
レアに火入れされています。
炭で少し蒸すとのこと。
固すぎず柔らかすぎず、少し燻製っぽい香りも出しつつ鮑の風味も活かされている。
良い、非常に良い握りです!!
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三貫目は「ヤリイカ」です。
イカのねっとりした感じが口の中で絡み合います!
単体だと固くなりがちなイカですが細く包丁を入れることで固さも感じず。
非常に美味しい一皿でした。
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四貫目は高級魚の「白甘鯛」です。
少し柚子皮が振ってあります。
旬はこれからやってくる魚ですが、現時点でもかなり美味。
弾力、香り、味、全てが旨い!
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五貫目はトップ画像にも使用した「赤雲丹」です。
まず雲丹の香りがとても良いです。
そして、口にするとまず海苔のパリっとした食感。
次にほんのりと酸味の効いたシャリと柔らかい雲丹が口に広がったかと思うと…
雲丹の香りが口から鼻に抜けて全身に染み渡ります。
握り前半戦でこのクオリティのネタ。
このあとの握りも非常に楽しみです。
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中盤戦は少し趣向の変わった握りで。
六貫目は「ノドグロの味噌漬けの天ぷら」の握り。
黄色い粉はカラスミです。
刺身としても美味しいノドグロ、炙っても焼いても煮付けても美味しいです。
が、今回は天ぷら!
しかも味噌漬け!
藤緒さんは揚げ物も一級品ですが、今回このような形でいただけました。
カラスミの塩味も絡んで美味な一皿です。
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後半戦開始は「コノシロ」です!
白板昆布が重ねてあります。
口直しの意味合いもあるのでしょうか。
濃い味が続いたところで酸味の効いた握りでした。
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八貫目は「ワタリガニ」です。
そう、ワタリガニです!
もうね、藤緒さんのワタリガニ料理は皆に食べて欲しい、といつも思っています。
旨すぎます。
香りも味も食感も、全てが高クオリティ。
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今回一番の驚きだった握りがこの「白梶木の炙り」です。
なんと、黒胡椒と塩で食べます。
このような形の握りは初めて。
今回のコース、優勝。
そして、黒胡椒の辛みに負けないようにと、グラスでお願いしたワインが…
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デラウェアオレンジ2021 サン・スーフル・アジュテ
北海道のオレンジワインで「デラウェアオレンジ2021 サン・スーフル・アジュテ」。
複雑な香り、ふくよかな果実味、程よいタンニン。
かなり独特な味わいのワインでしたが、黒胡椒と塩でいただく白梶木の炙りにマッチしました。
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もう終わりも近づく十貫目、「穴子」です。
ふんわりとした分厚い穴子は口に入れるとフワフワとほどけます。
そして口いっぱいに脂や香りが広がります。
甘味のあるタレもまたいい味でした。
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そして握りの最後が「海老のすり身入り玉子焼きと干瓢の握り」になります。
薄く板状に焼いた玉子焼きとシャリの間には干瓢が挟まれています。
玉子焼きは焼きたて!
握りのデザートとも呼べるような玉子焼き。
甘辛い干瓢と酸味のあるシャリとで心地よいハーモニーが。
良い〆となりました。
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最後に「味噌汁」が。
ただの味噌汁ではありません。
出汁は鱧と野菜と昆布で取ってあります。
そして、別に取った甲殻類の出汁をいれているそうで非常に手間のかかった味噌汁でした。
見た目はシンプルですがとても複雑な味わい。
たくさん飲んだお酒で疲れた胃腸を優しくしてくれました。
デザート
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〆のデザートは「パイナップルと桃のシャーベット」です。
さっぱりとしたデザートでした。
パイナップルの酸味、桃の甘味、そしてシャーベットにしたことによる冷たさ。
口の中もさっぱりしたところで本日の会食も無事終了となりました。
今回は非常によく飲む男2人での会食でした。
まずは生ビールをそれぞれ1杯ずつ。
ワインをボトルで2本、グラスワインで1杯(2~3杯飲んだかも…)
壱岐のクラフトビールをそれぞれ1本ずつ。
鮨コースは1人税込13,200円。
合計で48,140円となりました。
1人24,070円となりましたが、お酒飲み過ぎですね。
店舗詳細
店舗の詳細につきましては下記も参考にされてください
TEL:095-825-3676
営業時間:18時から22時30分まで(ラストオーダー22時)
※鮨コースの日は18時30分~開始
定休日:日曜日、祝日、第1月曜日(祝日は予約や日にちによって営業あり)
URL:https://www.koryourifujio.com/
Instagram:https://www.instagram.com/hiroto0007/