【五島列島】奈留島(なるじま)の「江上集落」と周辺観光スポット!

江上天主堂 2.観光

世界文化遺産候補「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の一つである、奈留島の江上集落とはどんなところなのでしょう。
今回は、江上集落や潜伏キリシタンが建てた江上天主堂に加え、奈留島の観光スポットも一緒に紹介したいと思います。

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江上集落とは

〈奈留島〉は、面積 約23.82km2の島で、長崎県の五島列島を構成する島の一つで、そこに江上集落はあります。
1881年に外海地方から4家族が移住し、洗礼を受けてカトリックの集落として発展したと言われています。
しかし、江上地区の人口は、急激な過疎化によって、1965年には129人、さらに2005年には19人にまで減少してしまいました。
教会の横にあった小学校も、過疎化で廃校となってしまい、奈留地区で初めてできた葛島教会も、1973年に島民が全て移転し閉鎖しました。

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江上天主堂

江上天主堂

江上地区の潜伏キリシタンは、50戸あまりでしたが、近くの大串地区と共同で行っていたキビナゴ漁で建設資金をつくり、1981年に完成しました。

設計施工は、長崎の建築家「鉄川与助」で、彼が手がけた木造教会の中でも最高峰と評価されており、19世紀以降、長崎に建てられた木造教会堂の中で、最も整った形式を見せる一つです。
小規模ではあるが、日本の代表的な木造教会として、2008年に「国の重要文化財」に指定されています。

【江上天主堂】
住所:五島市奈留町大串1131
TEL:095-823-7650(9:30~17:30)※長崎の教会群インフォメーションセンター
見学可能時間:9:00~16:00(月曜、年末年始見学不可 ※要予約)
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奈留島の観光スポット3選

江上天主堂以外にも見逃せない!奈留島の観光スポット3つを紹介します♪

1.奈留千畳敷

平たんな岩礁が広がっており、畳が1,000枚も敷けるほど広いところからつけられた名称です。
舅ケ島とその先の小島を結ぶ、島の緑と千畳敷の奇岩、空の青と海の青を望む風景は絶景!

住所:五島市奈留町泊
TEL:0959-64-3111(五島市奈留支所)
アクセス:奈留港から車で10分。

2.ユーミンの歌碑

昭和49年、長崎県立五島高等学校奈留分校の在学中だった女子生徒が、荒井由実(松任谷由実)のラジオ番組に「私たちの校歌を作ってください。」と投書したことをきっかけに作られた曲が「瞳を閉じて」です。
残念ながら校歌としては採用さませんでしたが、現在も「愛唱歌」として受け継がれています。

歌碑に刻まれたの歌詞の文字はユーミンの直筆によるものです。

住所:五島市奈留町浦1246-2
TEL:0959-64-3111(五島市奈留支所)
アクセス:奈留港から車で5分。

3.城岳(しろだけ)展望台

中世紀に奈留氏(土地の豪族)が山頂に城をかまえたことから「城岳」と呼ばれるようになりました。
展望台からは、上五島の一部や久賀島、福江島などを見渡せます。
アスレチックもあるので子ども連れでも楽しめます♪

住所:五島市奈留町浦
TEL:0959-64-3111(五島市奈留支所)
アクセス:奈留港から車で15分。
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