長崎では端午の節句(こどもの日)に「鯉菓子」という和菓子でお祝いする習慣があるんです!
※「鯉生菓子(こいなまがし)」「鯉餅菓子(こいもちがし)」とも言ったりします。
端午の節句で食べるものといえば、関東では「かしわ餅」・関西では「ちまき」・北海道では「べこもち」などのように、地域によってさまざま。
「鯉菓子って何?」「鯉のお菓子?それって美味しいの?「ていうか、鯉菓子って長崎だけなの?」などなど、長崎の伝統的な食文化「鯉菓子」を全国の皆さんに知ってほしいのでご紹介していきますよっと!
鯉菓子(こいがし)とは|長崎の伝統的な食文化
「鯉菓子」は、いわゆる縁起物です。これは鯉の形をかたどった和菓子であり、見た目はリアルですが、本物の鯉は使用されていません笑
「滝を登り切った鯉が龍になった」という中国のお話が由来となって、鯉は出世の象徴とされています(故事成語「登竜門」)。その故事成語が元となって、長崎では鯉菓子が食べられるようになりました。
鯉をリスペクトする精神がお菓子に表現されたわけなんですね~
ちなみに以前紹介した「長崎のひな祭りは『桃カステラ』でお祝いするんだよー!」の記事で取り上げた「桃カステラ」は、今回の鯉菓子と同じように季節的な食べ物となっています。
桃カステラは甘みが非常に強い食べ物ですので、人によって好き・嫌いがあるんですが、こちらの鯉菓子は和菓子本来の美味しさがあるので万人受けする食べ物です。※個人談
(も、桃カステラも美味しいんだからね…っ!)
そもそも美味しいの!?ねえ、どうなの!?
というわけで、実際に鯉菓子を食べてみましょう。
うむ!美味しい!間違いない!だって、外側は求肥(もっちりしたやつ)で、内側には白あんなので美味しくないわけがない笑
※商品によっては「こしあん」だったりするのでチェックしてね。
鯉菓子は「和菓子」だけじゃない!色んな種類があるよ!
現在では鯉菓子はレパートリーが増えて、、というか、鯉の形をした別の食べ物も増えてきているので、メジャーな鯉関連の商品を2つ紹介します!
①鯉カステラ|文明堂総本店
この投稿をInstagramで見る
文明堂総本店の鯉カステラ。もはや定番商品というくらいメジャーな食べ物になっている鯉カステラ。
②鯉かまぼこ|長崎一番
この投稿をInstagramで見る
長崎一番(長崎蒲鉾)の鯉かまぼこ。色合いが綺麗ですね~。これまた鯉がリアル!
鯉関連の商品は季節ものなので、時期を逃すと買える可能性は低くなりますが、見かけたら是非買ってみてください♪