映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
もうご覧になりましたか?
こちらの映画の主なロケ地は大分県の豊後高田市ですが、実はほんのちょこっと
長崎ロケがあったんです❗
まずは冒頭部分で、山田涼介さん達が電車をすり抜けるシーン。
使われたのはこの電車。
すり抜けるシーンを撮影するとのことで、電車の周りに黒い幕を張って撮影したそうです。
そして、なぜこの電車が選ばれたかというと、車内のレトロな雰囲気と、何と言っても床が木造だということ。
中でも苦労した点は、シーンの設定が80年代なので車内の広告を外したり、取り外せないカード機を人で隠したりして当時の雰囲気を出したそうです。
さすが美術さん‼
映画でのほんのワンカットにもきちんとこだわって丁寧に撮影されているんですね。
撮影は浦上車庫で行われたそうです。
電車の中で、林遣都さんが座っていた場所に私も記念に座らせて頂きました(*^^*)
そして、話はちょこっと横道に反れますが、この浦上車庫にはもう1台、別の映画の撮影に使われた電車があります。
それがこの電車。
この電車、見覚えありませんか❔
こちらは、吉永小百合さんと二宮和也さん主演映画『母と暮らせば』で二宮和也さんが通学中に飛び乗った電車です。
これにも撮影エピソードがあり、山田洋次監督が視察に訪れ、この電車を見た時はかなり汚れてレトロ感があったようですが、実際撮影間近に電車が綺麗に塗り直されていて、監督が「前のほうがよかったなぁ~。」とちょっとがっかりされた様子。
せめて、前方に垂れ下がっている紐だけは黒く汚して下さいとの要望があり、新しく変えた紐だけ少し黒く汚したそうです。
そして、二宮さんが電車に飛び乗るそのワンシーンの為の打ち合わせは約半年かけたうえに、1番気をつけなければいけない゛二宮さんを怪我させないように゛スタントマンの方が色んな形で飛び乗り方を試し、1番安全な方法を考えたそうです。
ワンシーンを1つ1つしっかり入念に撮影してる事に驚くと共に「映画ってすごいなぁー‼」と改めて感じました。
この電車はイベントの時など特別な時以外は走っていないそうです。
電車の中もレトロでとってもいい感じです。
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』や『母と暮らせば』など、映画撮影に尽力を尽くされた長崎電気軌道の白倉一さん。(ご本人に撮影許可を頂きました。)
白倉さんの限りない努力で長崎ロケも大成功❗
さて、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に戻ります。
次に訪れたのは、正覚寺下の電停。
ここは、林遣都さん演じる魚屋ミュージシャンが電車から降りるシーンが撮影されました。
こちらでの撮影はお昼頃行われ、やはり80年代の様子を出さなければいけないので、道路を一時封鎖したり、自動販売機を撤去したりと大変な撮影だったようです。
そして中でも1番大変だったのが、撮影前日に雨が降り、道路が濡れた状態だったので、他の映像と合わせた時に不自然にならないように、急遽ガスバーナーを借りてきて道路を乾かすという大掛かりな一幕があったそうです。
これにはみなさん驚いていました❗
もちろん、私もびっくり❗
そして、こちらは油屋町公民館。
ここはロケ地ではなく、林遣都さんやスタッフの方の休憩所や着替えなどに使われたそうです。
このように、地域一丸となって映画を作るって素敵な事だなぁと、このロケ地さるくを通して改めて思いました。
最後に長崎フィルムコミッションの横山亜津子さんが、この映画のポイントである゛手紙゛にちなんで、参加者全員に直筆のお手紙をプレゼントしてくれました。
この、心のこもったサプライズプレゼントにみなさん大喜び!
横山さんの暖かいお心遣いにとても感動しました‼
映画のロケ地を実際に訪れると、またより深く映画の世界を堪能でき、その作品への愛着が湧きます。
映画のシーンを思い出しながら、ロケ地を歩くって何だかとっても幸せな気分になれました。
これもまた1つの方法として、映画をより楽しんで頂けると嬉しいです。
今回ご紹介しました、映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』ロケ地さるくで訪れた場所などをご紹介しています、長崎旅ネットさんのリンクを貼っておきますので、長崎に来られたら是非ご参考にされて、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の世界を楽しんで下さいね!
映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』ロケ地モデルコース
映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
長崎では、こちらの劇場で大ヒット上映中です!
TOHOシネマズ長崎
ユナイテッド・シネマ長崎
佐世保シネマボックス太陽
映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は手紙を通して人と人との暖かさを感じさせてくれるとても素敵な作品です!
ちょこっと登場する長崎を探しながら是非映画館で楽しんで下さい!
映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』公式ホームページ