【長崎の今をシカとご覧あれ!みジカなナガサキ】
長崎県の重要な産業のひとつが「農業」です。
自然豊かな環境の中で自分に合った経営ができて、工夫次第で十分な利益を得られるのが魅力です。
県内の新規就農者数も増加傾向にあります。
そんな農業を支える人材を育成するために設置しているのが、農業大学校です。
長崎県立農業大学校では、2年間、農業に関する専門的な知識や技術を学ぶことができます。
入学金や授業料は無料です。
諫早市にある園芸学科と島原市にある畜産学科の2つの学科があり、園芸学科は、野菜・花き・果樹の3つのコースに分かれています。
希望者は農業に必要な資格の取得にもチャレンジできますよ。
卒業後は、就農はもちろん、農協や農業法人、農業関連企業への就職も多いようです。
農大での学びの魅力を紹介していきます!
長崎県立農業大学校
園芸学科の学生に話を聞いてみましょう。
果樹コース1年生の中村さん
果樹コース1年生の中村さんは、祖父母が果樹を作る姿を見て「自分も果物を作ってみたい」と思い、農大に入学したそうです。
Q.現在学んでいることについて
果樹コース1年生 中村さん「現在は農業技術や基礎知識を学んでいます。桃、スモモ、ブルーベリーやブドウなどの収穫、出荷調整のやり方を学んでいます」
中村さん「農大で学んで分からないことも多くありますが、先輩方や先生の支えもあり、楽しく学ぶことができています」
Q.今後の目標について
中村さん「今後はイチジクが大好きなので、イチジクのプロジェクトや学校生活を通し、学んだことを将来に生かして頑張っていきたいと思います」
野菜コース2年生の前田さん
野菜コース2年生の前田さんは、イチゴ農家になるために農大を選んだそうです。
Q.現在学んでいることについて
野菜コース2年生 前田さん「私の家は農家ではありませんが、学校では先生方に気軽に質問できたり、農業の話をする仲間がたくさんいて、とても学びやすい環境です」
前田さん「今はイチゴの苗の大きさによる収量の違いを研究しています」
Q.今後の目標について
前田さん「今後は1人前のイチゴ農家になり、安全な農業・もうかる農業を実現させたいと思っています」
就農4年目の高木さん
続いては、卒業生に会いに島原市へ。
就農4年目の高木さんは、農大で野菜について学び、卒業後は実家を継いで専業農家になり、主にスイカやきゅうりを生産しています。
Q.農大に入学して良かったこと
高木さん「農大では各自で作物を管理するので、とても自主性が身に付きます。また、全寮制なので、今後一生付き合っていく農業仲間をつくることができます」
Q.今後の目標について
高木さん「まだまだ就農4年目なので、まずは自分がやるべきことをしっかりとやって、農業のスキルを上げていきたいです」
高木さん「そして、いつかは長崎県の農業を背負っていける人材になりたいです」
こうした若い担い手の存在が、長崎県の農業を支えているんですね。
ここで一句!
「農大で 耕す希望 育む未来」
農大オープンキャンパス
10月19日に農大オープンキャンパスが開催されます。
また、令和7年度入学生の願書受付は、推薦入学試験は9月2日から、一般入学試験は10月25日からスタートです。
詳しくはWEBサイトをご覧ください。
農業分野で活躍する人たちがどんどん増えてほシカ〜!
シカだけに!
【みジカなナガサキ】
・長崎県(広報テレビ番組)
・よかテレ
・長崎県立農業大学校