ここ数年、災害の規模が大きくなっていて、地域の防災力を高めることが課題となっています。
そこで「自らの地域は自らで守る」という地域愛のもと、消防・防災活動を行っているのが消防団です。
消防団は私たちが安全な生活を送るために必要不可欠な存在です。
火災発生時の消火活動をはじめ、大雨の際の警戒活動や避難誘導活動など、地域住民の安全確保のために活動しています。
県内の消防団員の数は17,377人で、そのうち約7割は一般の会社などに勤める方々です。
消防団員は非常勤特別職の地方公務員となるため、報酬や手当も支給されます。
また、災害が発生していない時でも、住民への防火指導や応急手当の普及指導など、地域の防災力向上に取り組んでいます。
災害現場への出動ではなく、広報活動をメインに行う消防団員も増えてきています。
防災意識を高めるためのイベント
長崎市の東部地区にこにこセンターで、消防局と消防団による地域の防災意識を高めるためのイベントが行われました。
[質問] 消防団員として普段はどんな活動をしていますか?長崎市消防団 佐野さん「広報活動や啓発活動、AEDの使い方などをみんなに広める活動をしています」
「この活動のやりがいはバッジを作ったり、紙芝居をすることで小さい子どもたちが笑顔で楽しんでくれることです」
2年前に消防団に入団した大学生の西村さん。
[質問] 入団して良かったことを教えてください。長崎市消防団 西村さん「入団して良かったことは将来、幼稚園の先生を目指しているので、消防団で心臓マッサージなどの救命救急を学び、将来に役立つ知識を習得できたことです」
イベント参加者の声
この日は救急車の展示や消防団員の活動時の服の試着体験も行われ、多くの親子連れが参加しました。
「消防団の活動について全然知らなかったです。消防車とかは子どもたちが大好きなので、消防車が来るイベントには頻繁に行くんですけど、実際にお話を聞いたことはなかったので、消防団がどんな活動をしているのかは知らなかったです」
「救急車にいっぱいボタンがあるところが楽しかったです」
「救急車が見られて、子どもにとって楽しいイベントだなと思いました。また来たいです」
消防団の活動を知ってもらうためのPR動画
県では、消防団の活動について、皆さんに知ってもらうためにPR動画を制作しました。
現役の地元大学生が出演し、消防団の魅力ややりがいを紹介しています。
長崎県公式YouTubeチャンネルからご覧ください。
消防団には、18歳以上でその市や町に住む方であれば入団することができ、一部の市や町では、その市や町に通勤・通学している方でも入団できます。
詳しくは「ながさきの消防団」で検索してください。
消防団の魅力が伝わって団員の数がどんどん増えると嬉シカ!
シカだけに!笑
【みジカなナガサキ】
・長崎県(広報テレビ番組)
・よかテレ
・長崎県公式YouTubeチャンネル
・ながさきの消防団