ナレーター・声優の宮﨑です!
長崎の有名な観光地の一つであるグラバー園。
そのグラバー園内にある「自由亭 喫茶室」が建物の耐震保存修理工事のため、今年の8月31日の営業を最後に一時休業となります。
10年ぶりにUターンし、現在長崎に住んでいる私は、「そういえば、帰ってからまだ行ってないな」思い立ち、早速足を運んでみました。
旧自由亭とは
「元となった自由亭について知りたい」という好奇心から、少し調べてみました。
この建物は、日本人初の西洋料理専門店を作った草野丈吉氏が1878年に長崎市馬町で開業した「自由亭」を移築したものです。
当初の自由亭が閉業した後、改築が繰り返されたそうですが、現在の建物はかつて検事正官舎として使用されていた頃の姿です。この建物にはたくさんの歴史があるんですね。
詳しくは、公式ホームページにもあります。
敷地内には、草野さんの銅像があります。思わず会釈しました。
喫茶室へ
重厚感のある階段を上り、2階へ。
公式サイトによると、喫茶室がある場所は、検事正官舎として利用されていた際の「応接室」だったそうです。
一気に世界観に引き込まれます。
まるで絵画のような窓
席に案内され、窓の外に目をやると、長崎港の美しい景色が広がっていました。
窓枠も趣があり、まるで一枚の絵画を眺めているかのようです。
ダッチコーヒー
24時間かけて水で一滴ずつ抽出されるダッチコーヒーは、薫り高く濃厚な味わいです。店内では、大きな抽出器具を使ってコーヒーが淹れられる様子も見学できます。
お店のメニューには、”長崎とコーヒーのつながり”について解説がありました。注文したものが来るまでの楽しみの一つです。
紫陽花ゼリーソーダ&カステラのセット 1,700円
去年から内容が変わったという紫陽花ゼリーソーダ。
長崎市の花である紫陽花をイメージしたゼリーが入っており、味はぶどうとサイダー風の2種類です。このゼリー、シュワシュワしてて美味しいです。暑い時期にピッタリ。
カステラもしっとりとして、安定の美味しさ。長崎港を眺めながらカステラを味わっていると、「あぁ、長崎に帰ってきたんだなぁ」と改めて感じました。
ちなみに紫陽花の学名は、有名なシーボルトが愛した長崎の女性「お滝さん」にちなんでつけられているんだそうです。このような豆知識に触れるのも楽しいものですね。
店内の様子
今回は10時頃にお伺いしたのですが、すでに2、3組のお客様がいらっしゃいました。
その後も途切れることなくお客様が入れ替わりで入店。写真を撮ったり、会話を楽しんだり、それぞれが思い思いの時間を過ごしている様子が伝わってきました。
今後について
自由亭 喫茶室は、8月31日の営業をもって一時休業に入ります。休業は、2027年までを予定しているそうです。休業前にもう一度足を運びたいなと思いました。
休業期間中、一部メニューは旧自由亭からすぐのところにある「オープンカフェ」でも販売されるそうです。そちらも、ぜひご利用ください。
グラバー園内の散策も楽しい
せっかくなので、自由亭 喫茶室を訪れた後、園内を散策しました。
この数年で、いくつかの建物が改装工事を経てリニューアルされています。自由亭 喫茶室の一時休業は寂しいですが、改装後の姿も今から楽しみです。
TEL:095-822-8223(グラバー園管理事務所)
営業時間:9:30~19:00(オーダーストップ18:30)
定休日:なし
駐車場:専用の駐車場・駐輪場はございません。近隣駐車場をご利用ください。
URL:https://glover-garden.jp/activity-and-shop/tea-room/
Instagram:@glovergarden
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