数年前、とある人気ラーメン店が長崎でオープンした。現在では全国に223店舗を展開している「こってり」なラーメン屋さん。
そう、「天下一品」である。
学生時代に初めて食べた天下一品(以下、天一※「てんいち」と呼ぶ)は「こんなにこってりなラーメンが世の中に存在するのか…!」と衝撃が走ったのを今でも鮮明に覚えている。
4~5年ほど前に、浜町アーケードを抜けたすぐの場所に「天下一品 長崎店」がオープンし、歓喜したものの、長崎県民の舌には受け入れられず、2年ほどでお店は閉店してしまった。
しかし、、、!
「長崎 未出店」という不遇の時代を経て、、、!!
なんと!
長崎でも天一を食べられるようになったのである…!!!
冷凍食品だけど!!!!!
そうだ、LAWSONに行こう
この商品をLAWSONの冷凍庫で見つけたときは心が震えた。
正確に言えば「天下一品『監修』」なので、天一オリジナルというわけではないが、全然問題ない。無問題。毛沢東。
どうやら、電子レンジで温めればいいらしい。
普段は、あまり加熱時間などは「何となく」で計っているが、今日という日は絶対に失敗したくないので、念入りに読み込む。
「ふむふむ、600Wは約7分50秒ね」
わざわざ「約」という保険をかけているにも関わらず、「約8分」とは言わないところに天一のこだわりを感じる。
というか、うちの電子レンジは「650W」だった。この場合、7分ぐらいでいいのだろうか、いや、天一がこだわった「約7分50秒」という時間は忠実に守るべきだ。さもなくば天一が監修した意味が薄れる。
と、しばらく悩んだものの、うちの電子レンジには500Wも対応していることが判明し、無事に「約9分30秒」という定刻を守れた。
ちなみに、このフィルムは剝がしてから、ラップなどはかけない状態で電子レンジで温める。
できあがり!約9分30秒は少し長かった
じゃーん!
これが天一のラーメンだ…!
見た目は少し質素だが、まあいい。細かいことは気にしない。
あっ!具材が麺に埋まってた!
とんでもないサプライズである!嬉しい!
メンマ、チャーシュー、ねぎ。ラーメン具材の三銃士が揃っていれば、その味は保証されたも同然。
そして、実食へ…
はやる気持ちを抑えて、冷静に食べてみる。
ズルズル…!
むむっ!!これはっ!!!
「ほぼ、天一だ…!!!」
思わず、髭男爵の「〇〇やないか~い」を彷彿とさせるように「これ、天一やないか~い!」と一人ボソッと突っ込んでしまったほどだ。
さすがにお店で食べるほどのクオリティーではないものの、「天一難民」にとっては蜘蛛の糸のような存在であることは間違いない。
長崎県民には天一はハッキリ言って人気が無いが、またいつか長崎に天一が戻ってくることを冷凍食品の天一を食べながら願っている。