こんにちは！”長崎のおさかなを世界へ” 長崎市在住 YUKO です。
長崎は獲れる魚種が日本一！その魅力を伝えるべく、長崎のおさかなランチ事情や色んな情報を発信していきます。
今回はご縁あって五島列島の上五島にある【有福水産】さんの定置網漁に密着することができたので、ご紹介します。
定置網漁とは
定置網は海底に固定されていて、魚が網に入って来るのを待って獲る漁法です。
魚は回遊中に障害物にぶつかると、より水深が深い沖のほうに向かって進行方向を変える習性があり、これを利用して回遊魚を垣網にそって囲網へと誘導する。魚は囲網を泳ぎ回るうちに、奥にある主網へと誘導される仕組み。定置網は漁獲量が多いだけでなく、陸地から漁場までの距離が近いため、高鮮度の魚介類を水揚げすることができる。(参照：Wikipedia)
模型図はこちら。
子供さんが夏休みの宿題で作ったそう！ただこの形はそれぞれの漁師さんによって違うそうで、日々研究しながら毎年形を変えているそうです。
定置網漁の1日
この日は朝６時20分に出発。
日の出と共に船に乗り込みます。
凪で海の状態はよかったそうです。
それでも防波堤から外に出る時は結構揺れていたので、びっくり！
波が高い日は船の中にも水が入りながら仕事をするそうです。
30分くらいかけて定置網の場所に到着。
30分程かけて定置網の場所に行きます。
日曜日ということもあり、子供さんも漁のお手伝いに。
10回程繰り返し、網を端まで寄せていきます。
端まであと少し！
網を寄せていくと魚が見えてきました。
シイラが泳いでます。
縁起がよいといわれるカメも網に入っていました。
このカメは後で放流。海に戻っていきました。
端に辿り着いたら網を上げていきます。
ヤガラ、シイラ、ネリゴ、ヒラス、カマス、、いろいろな種類の魚が入っていました。
網で丁寧に揚げていきます。
揚げたら活魚で持って帰る魚と締める魚に分けます。
神経締めは揚げてすぐ船の上で行います。
魚を揚げてしまったらここでの仕事は終わり、生簀に向かいます。
100匹近く獲れたヤズは出荷用に神経締めする魚と
生簀に入れる魚に分けます。
これは数日後に出荷するそうです。
これで船の上の仕事は終わり、港に戻ります。
港に到着。
魚を降ろしながら、選別作業。
カマスを種類、サイズ別に選別一匹ずつ丁寧に梱包していきます。
ここの漁師さんは魚を揚げてる時から魚を見て、電話で取引開始！！
魚を選別して、梱包している間も電話で販売をして、売ってしまいます。
出荷の作業まで終わったらお昼ごはん。
午後は加工品【天然鯛茶漬け 漁師飯】の加工をしました。
それ以外にも機械や網の修理など、陸上での仕事の方が多いそうです。
年に1、２回魚の水揚げが売上が1000万円以上にもなる日があるそう！
そのために日々研究をしながら漁をするのが楽しみだそうです。
生き方、考えがすばらしい漁師さんでした！
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冷凍なので保存に便利！
私は五島のおみやげに鯛茶漬けと干物を購入しました。
冷凍なので好きな時に食べられるのはありがたいです。
鯛もしっかりと味が染み込んでいておいしかったです！
鯖の干物が大きい！！1個でもお腹いっぱいになるくらいの大きさで身がほくほく食べやすかったです。
漁のあとの楽しみ
生簀の魚の餌やり。
クエがいると聞いて行ったものの、暗い色の魚なのでよくわからず、、
元気にかぶりついてました！
この生簀の近くで釣りをさせてもらい、アラカブが一匹釣れました！
上五島の魅力
海が綺麗すぎる！！
何もしなくても外にいて海を眺めるだけで癒されます。
このエメラルドグリーンの透明度の海はなかなか見ることはできません！
日常の忙しさ、疲れを癒してくれるひとときです。
そして夜になると、星空が綺麗に見ることができます。
iPhoneでもこれだけ綺麗に撮影することができました。
生で見ると星が近くに大きく見えて感動！
今回素敵なご縁があり【有福水産】の定置網漁を体験させていただきました。
2泊3日の定置網漁体験。
漁、選別、卸し、発送、加工まで全て行なっている漁師さんだったので、
全ての作業が楽しく勉強になり、あっという間に過ぎてしましました。
普段は漁体験を受け入れてないそうですが、
この記事を見て定置網漁の魅力を1人でも多くの方に伝えれると幸いです。
