去年に続き、今年2021年も中止になってしまった、長崎くんち。とても残念。。長崎県民としては伝統行事が無いと元気が出ません。
しかし、いつまでもしょんぼりしているのは、くんち好きらしくない!来年こそは開催されることを祈って今年を乗り切りましょう!
チケットなしでも楽しめる長崎くんちと欲張り市内観光
長崎くんちの時期に遊びに来た友人を実際に観光案内したときのタイムスケジュールをご紹介します。長崎くんちを楽しみつつ、市内の主要な観光地を巡る欲張りコース。
長崎くんちをまるまる楽しむ2泊3日のプランです。なかなか時間が読みにくい長崎くんちですが、会場のチケットがなくても楽しめるコツも盛りだくさん。
長崎くんちを最大限にたのしみつつ、休憩や寄り道をしながらどれだけ観光できるのか、ぜひ皆さんのプランの参考にして下さい。
チケットの販売開始は6月です。
長崎くんちは毎年10月7,8,9日の三日間同日開催ですので、週末と被る場合と平日ど真ん中の場合で完売時期は異なります。
早々に完売することもあれば、9月まで席が空いていることもあるので、直前だからと諦めずに確認してみて下さい。
諏訪神社 くんち踊馬場さじき運営委員会
http://kunchi-sajiki.com
元船町 お旅所さじき運営委員会
https://kunchi-motofuna.com/index.html
八阪神社 桟敷運営委員会 ※電話予約のみ
https://kunchi-yasaka.com/index.html
なお、中央公園くんち観覧券は、全国のチケットぴあ、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの端末で購入できます。
長崎くんちナビで庭先回りをチェック
まずは、こちらのアプリをインストールして行くことをおすすめします。
長崎くんちナビ
http://kunchi.nbc-nagasaki.co.jp
本場所の踊り場で奉納踊りが終わったら、各踊り町の庭先回りが始まります。店先や玄関先などでお囃子や軽い演舞が披露され、福を分けていきます。
その際、どの演しがどこにいるかリアルタイムで情報を得ることができるのが、長崎くんちナビです。庭先回りMAPとあわせてご活用下さい。
また、チョークで地面に書かれたマークも参考になります。文字は、各踊り町の頭文字で、ここを訪れたことを示します。
写真は2018年に撮影したものなので、手前から、本古川町御座船、椛島町太鼓山、東古川町川船かな。
【長崎くんち1日目-10月7日(前日まえび)-】
12:00
長崎駅
まずは、13時のお下りに間に合うように昼食を済ませておきます。
[徒歩10分]13:00
お下り/傘鉾パレード
お下りとは、諏訪神社、住吉神社、森崎神社の三体のご神体が、諏訪神社の本宮から大波止に設けられた御旅所(おたびしょ)の仮宮まで下ることです。三基のお神輿を先頭に長い従列が続きます。
お賽銭も忘れないように準備しておきましょう。
諏訪神社の階段をお神輿が勢いよく駆け下りて来る姿が見られる馬町(諏訪神社下)付近は、早めの場所取りが必要です。
私のおすすめは、国道34号線沿いです。
長崎市役所横の広場で傘鉾が待機しているので、その辺りから旧県庁手前までの間で待つと、お下りから、その後の傘鉾パレードまでを見送ることができます。
傘鉾を回す3つのポイント
途中、3箇所(長崎市消防局前、NTT長崎支店前交差点、万才町交差点付近)で傘鉾を回し、沿道の観衆にアピールします。
傘鉾パレードを見終えたら、お旅所もしくはカモメ広場へ向かいます。
[徒歩15分]14:00
お旅所
時間通りであれば、だいたい14時頃にお神輿がお旅所へ到着します。
県庁坂を下りたあたりからお旅所へ一気に駆け入る姿は迫力満点!!
傘鉾パレード後に参拝するためにお旅所へ向かったら、ちょうどいいタイミングで絶好の位置を確保できました。
周辺は出店がずらりと立ち並び、お祭りの賑わいを味わうことができます。長崎や九州ならではの食べ物もあるので、ぜひチャレンジしてみてください。一番人気の太宰府名物「梅ヶ枝餅」は、類似品が多いので、表記をきちんと確認しましょう。
無料観覧場|カモメ広場
長崎駅前カモメ広場での観覧は、本場所に近いかたちで観覧できる人気スポットです。
3日間でチケットを持っていない人は、カモメ広場のスケジュールを中心に1日目を組み立てるのがおすすめ。
その際、演技の予定時刻は目安でしかないので、心に余裕を持って行動しましょう。
町によっては、お下りと被ることもあるので、観たい方を優先して下さいね。
お下りを優先して見れなかった演技は、街中での姿や中日の湊公園に期待してもいいでしょう。
カモメ広場を見終えたら、東山手に場所を移します。その際、路面電車を利用するのもいいですが、主要な観光地を結ぶ長崎観光ルートバスなら乗り換えせずに一本で行けます。運行間隔は30分です。
[長崎観光ルートバス 長崎駅前南口→メディカルセンター/乗車時間9分]16:00
オランダ坂
明治期の東山手はミッションスクールの多さから、「学園の丘」と呼ばれていたそうです。
現在も、活水学院や海星学園へ通う学生さんたちの通学路になっています。
東山手甲十三番館 カフェ
オランダ坂沿いにある洋風住宅です。
入館無料で自由に内覧できる他、1階はカフェとしての利用ができます。
おすすめは、何と言ってもカステラセット。
人混みから逃れ、静かな時間を過ごすことができるでしょう。
住所:長崎市東山手町3-1
電話:095-829-1013
営業時間:9:00~17:00
料金:無料
URL:https://www.facebook.com/HIGASHIYAMATE13/
17:00
国宝 大浦天主堂
長崎外国人居留地に建てられた日本に現存する最古のキリスト教建築物として知られる大浦天主堂(正式名称は日本二十六聖殉教者天主堂)。
幕府の弾圧から隠れて独自の信仰を続けてきた潜伏キリシタンが、開国に伴って宣教師と再会し、信徒発見に至った舞台であり、世界文化遺産に登録された潜伏キリシタン関連遺産の構成資産です。
住所:長崎市南山手町5-3
拝観時間 8:00〜18:00 (最終受付17:30)
休館日なし
(教会行事により休館する場合があります)
料金:大人/1,000円 中高生/400円 小学生/300円
団体割引あり
URL:https://nagasaki-oura-church.jp
祈念坂
グラバー園へは、登り坂が苦でなければ、私は祈念坂を経由し、グラバー園第2ゲートを利用するルートをおすすめします。徒歩5分(約250m)の道のりです。
大浦天主堂の横顔を間近に見ながら、上りきって振り返ったときの景色には、思わず歓声が。
様々な撮影のロケ地にも選ばれる長崎らしい異国情緒漂う路地裏の世界が広がります。
また、この辺りは大浦天主堂、大浦諏訪神社、妙行寺が近接しており、祈りの三角ゾーンと呼ばれています。ぜひ地図を確認して、この3つが同時に視界に入るスポットを探してみて下さい。
このルートは、長崎を代表する尻尾の曲がった尾曲がり猫にもたくさん出会えますよ。
その尻尾に幸せを引っ掛けて来てくれるラッキー猫です。インドネシアから貿易船に乗ってやってきました。
グラバー園
そろそろ夕暮れどきにさしかかります。
長崎の景色がゆっくりと夜景へ変わっていく時間。くんち期間中は、夜間開園を実施しています。
閉園は21時半なので、心ゆくまでゆっくりと楽しむことができます。
住所:長崎市南山手町8-1
営業時間:通年 8:00〜18:00 (最終受付17:40)
夜間開演 7/20~10/9 21:30まで
*その他グラバー園夜間開園スケジュールはコチラ
http://www.glover-garden.jp/fee
年中無休
料金:大人/610円 高校生/300円 小中学生/180円
URL:http://www.glover-garden.jp
長崎伝統芸能館
1日目の最後は、長崎伝統芸能館です。
館内では長崎くんちで奉納される演し物や傘鉾などが展示されているほか、前方の巨大スクリーンでは、迫力の映像で長崎くんちを紹介しています。理解を深めて2日目以降に備えましょう!お祭り見物がよりいっそう楽しくなること間違いなしです。
長崎くんち出演中の演し物は、もちろん不在。
グラバー園の出口にあるので、入場は無料です。
http://www.glover-garden.jp/gardenmap/ntpa-center
伝統芸能館内売店にてくんちグッズも販売中
[徒歩9分]20:00
水辺の森公園
港町長崎を感じることができる長崎市民の憩いの場。夜は、夜景も美しく、デートスポットとしてもおすすめです。
照明計画は、東京タワーやレインボーブリッジなどでお馴染みの世界的照明デザイナー石井幹子さんによるもの。エリアごとに落ち着いた幻想的な世界が広がります。
出島ワーフ
ベイサイドにある複合商業施設です。
夕食はこちらで入れるところを探します。
海の幸、中華、イタリアン、トルコライスなどなど、バラエティに富んだレストランやバーが入っています。
テラス席もあるので、長崎らしい美しい景色とともに召し上がって下さい。
出島ワーフ
所在地:長崎市出島町1-1
http://dejimawharf.com
【長崎くんち2日目-10月8日(中日なかび)-】
7:00
長崎くんち本場所|八阪神社
7時開始なので、集合はまだ日も明けきらない6時半頃。
やってきましたこの旅のメインイベント!!
運良くチケットが手に入ったので、八阪神社の桟敷席を案内できました。ド迫力です!
八坂神社は他と比べて地元のファンが多いため、電話予約のみでチケットも瞬殺される一番人気です。
観客からもいっそう熱のこもった掛け合いが響きます。観覧席との距離も近く、踊り町の人たちとの一体感を肌に感じることができるでしょう。
長崎くんちが気に入ったら、ぜひ次の機会は狙ってみて下さい。
残念ながらチケットないよ…という方もご安心下さい。まちなかをぶらぶらしていれば随所で庭先回り中の演し物に巡り会えます。
お気に入りのまちを決めて、一つの町をじっくり追っかけてみるのもおすすめです。
路地裏まで丁寧に一軒一軒を回るので、観光ではなかなか訪れない町歩き体験ができるでしょう。
10:30
眼鏡橋
八阪神社での奉納を終えるのがだいたい10時頃です。お昼まで少し時間があるので眼鏡橋のある中島川石橋群を散歩。
ときどき庭先回り中の演し物と遭遇することも。この時期にしか体験できない趣深いまちの様子をぜひ楽しみましょう。
11:30
長崎新地中華街でちゃんぽん
昼食は新地中華街でお待ちかねのちゃんぽんです!!!
私ご用達の江山楼。混むといけないので、少し早めのお昼に。
本店/新館
長崎市新地町12-2
開店時間 平日 11:30 土日祝 11:00 繁忙期 11:00
閉店時間 21:00(最終受付 20:10)
中華街2店舗の内1店舗が昼休み 15:00-17:00
不定休
http://www.kouzanrou.com
12:30
出島(出島和蘭商館跡)
お昼からは、まず出島和蘭商館跡へ。
歴史の教科書で学ぶ扇形の人工島です。今はまわりが埋め立てられてしまっていますが、表門橋もかけられ、扇状のへりも確認できます。敷地内は復元が進み、とても見応えのある資料館となっています。こちらの所要時間は、町並みを体験するだけなら30分程度ですが、資料館をじっくりみてまわると2時間近くかかります。
出島内ヘトル部屋売店にてくんちグッズも販売中
所在地:長崎市出島町6-1
営業時間:8:00~21:00 ※最終入場20分前まで
年中無休
料金:大人510円/高校生200円/小中学生100円
ここのあとは、路面電車に乗り、平和エリアへ向かいます。
が、その前に前日にカモメ広場を優先してお旅所へ行っていない方は、このタイミングでお旅所へお詣りに行きましょう。
ちょっとだけ庭先回りのナビをチェック!!近くに演しがいたら、追っかけチャンスです。
路面電車を待っている間もお囃子が聞こえ、演し物とすれ違う場面が!!歩いているとしょっちゅうどこかしらの演し物とすれ違うので、テンション上がります!!
無料観覧場|湊公園
2018年から、踊場が「公会堂」から「中央公園」に変更となったことで、「湊公園」が無料観覧場になりました。
カモメ広場で見逃した演目やもう一度見たい演目があれば、時間調整をして観に行くのもおすすめ。ここでも時間は目安です。庭先回りの進行状況などで、順序も変わりやすいので注意して下さい。
路面電車に乗ろう
長崎といえば、路面電車が走る景色も魅力のひとつ!!市民の最も身近な足として親しまれる車内は、長崎弁や外国語や様々な方言が飛び交います。
[路面電車/「大波止」→「原爆資料館」乗車時間15分]長崎を走るちんちん電車の魅力10個言う|ながさーち
https://nagasaki-search.com/19019/
16:00
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
路面電車1番赤迫行きに乗り約20分。
原爆資料館で下車し、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館を目指します。原爆死没者名簿が保管され、水盤の下には祈りの空間が広がる。入館も無料ですので、ぜひ立ち寄っていただきたいと思います。閉館は17時半です。
また、今回の旅程ではスルーした原爆資料館。
所要時間は約1時間ぐらいです。最終入館が17時となっていますので、見学を希望される方は、16時ぐらいには着けるように時間調整しましょう。
国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
住所:長崎市平野町7-8
開館時間:
4月、9月~翌3月 8:30~17:30
5月~8月 8:30~18:30
8月7日~9日 8:30~20:00
定休日:12月29日~12月31日
入館料:無料
https://www.peace-nagasaki.go.jp
原爆資料館
住所:長崎市平野町7-8
開館時間:(入館は閉館時間の30分前まで)
4月、9月~翌3月 8:30~17:30
5月~8月 8:30~18:30
8月7日~9日 8:30~20:00
定休日:12月29日~12月31日
入館料:8月9日は無料
一般/200円 小・中学生・高校生/100円
https://nagasakipeace.jp/japanese/abm/guide.html
爆心地公園/平和公園
では、さらに原爆落下中心地である爆心地公園、平和祈念像のある平和公園へと足をすすめます。ぜひ、世界各国から平和を願い寄贈されたモニュメントの数々にも注目してみて下さい。
見応えあります。
では、日が暮れるまでに稲佐山へ向かいましょう。路面電車で「宝町」まで行き、ロープウェイ乗り場まで歩きます。
[路面電車/「平和公園」→「宝町」乗車時間9分][宝町からロープウェイ乗り場まで徒歩13分]17:30
ロープウェイで行く稲佐山夜景観光
[ロープウェイ往路/乗車時間5分]ロープウェイの運行間隔は15~20分です。
混雑を避けるためにも、日暮れ前に山頂へ行き、日が暮れて夜景に変わるまでを見届けたら、降りてくるのがおすすめ。
10月8日の長崎の日没時刻はおよそ18時です。
稲佐山からの夜景は世界新三大夜景にも選ばれています。長崎特有の地形と暮らしが織り成す濃密な明かりをぜひ体感して下さい。
[ロープウェイ復路/乗車時間5分][長崎バス/「ロープウェイ前」→「中央橋」乗車時間16分]稲佐山へのアクセスはこちらもご参考に。
【稲佐山観光】アクセスにロープウェイをおすすめするワケ》|ながさーち
https://nagasaki-search.com/15827/
19:30
銅座町思案橋界隈
夜の銅座は長崎随一の歓楽街!
路地を行くと昭和の匂いが漂います。
飲み歩くならもってこいです。
おくんち期間中はどこも混み合いますので、入れるところを探して入っちゃいましょう。
ちなみに思案橋の奥は、丸山遊郭があったエリアとなっており、幕末の志士たちも通った料亭が今もなお残っています。
丸山公園には坂本龍馬像もあるので、興味ある方は立ち寄ってみて下さい。
長崎のシメはおにぎり専門店 かにや
おくんち中日でどこも混雑しているなか、待たずに滑り込むことができました。
長崎では飲んだあとの〆のお店として地元民に愛されるおにぎり専門店。
福山雅治さんおすすめのお店としても有名です。
早い時間帯には家族連れも見かけます。
かにや|ながさーち
https://nagasaki-search.com/12327/
おにぎり専門店 かにや 長崎銅座
長崎市銅座町10-2
営業時間:PM18:00~AM3:00
定休日:日曜日
(月曜日祝日の場合、日曜日営業、月曜日定休)
http://www.kaniya.org
さらに、庭先回りを終え蔵へ格納されるところにも遭遇できました。
【長崎くんち3日目-10月9日(後日)-】
9:00
創業70年の純喫茶 珈琲冨士男のモーニング
遠藤周作著『砂の城』の一説にも登場する老舗の珈琲店。美味しい珈琲とボリュームあるサンドイッチでゆっくりと朝の長崎時間を満喫しましょう。
珈琲 冨士男
https://www.coffee-fujio.jp
10:00
崇福寺 媽祖堂
「興福寺」「福済寺」とともに「長崎三福寺」と呼ばれている唐寺です。
竜宮城みたいな朱塗りの門が印象的ですが、国宝はその奥にある第一峰門と大雄宝殿です。
境内にはこの2つの国宝建築を含む21もの文化財があり、日本最古の中国様式寺院として見応えのあるものとなっています。
所在地:長崎市鍛冶屋町7-5
拝観時間:8:00〜17:00
無休
拝観料:300円
13:00
お上り|県庁坂
3基のお神輿が13時にお旅所を出発し、本宮諏訪神社へお戻りになります。
おすすめのスポットは県庁坂と参道の石段です。
まず、県庁坂では、神輿を担いで急勾配の坂道を一気に駆け上がる姿が見られます。
旧県庁前での休憩中は、お神輿の下を子どもからお年寄りまで次々とくぐっていきます。
ご利益があるのだとか。
なかなか興味深い光景です。
これがあるから、余計に県庁坂をおすすめしたくなります。長崎人でも知らない人、いるんじゃないでしょうか。
おくんちって、知れば知るほど沼なお祭りです。
14:00
中通り商店街
長崎で一番古い商店街といわれる中通り商店街でちょっと遅めのお昼休憩。
食事中に唐人船がやってきました。
中通り商店街は老舗のお店も多く、庭先回りにも熱が入ります。
唐人船がこんなに近くに!立て続けに川船も!
しばらくすると、猿田彦の先導でお上りの神輿行列御一行様が、来られました。
旧県庁を出発し、浜町アーケードを抜け、鍛冶屋町を経由して中通り商店街へ入ってきたところでした。このまま諏訪神社へと抜けて行き、最後にあの急で長い石段を三基の神輿が駆け上がって行くのです。
それがだいたい15時です。
寺町通り/ししとき川通り
中通り商店街の西側に眼鏡橋をはじめとした石橋群の架かる中島川、東側に興福寺などのある寺町通り、ししとき川通りがあります。
ということで、中通り商店街から寺町側を散策して行きます。
老舗のお店だけでなく、思わず立ち寄りたくなるような新しいお店も増えており、若者も注目のちょっとしたオシャレスポットです。
タイムリミットまでめいっぱいお散歩しましょう。
ちなみにししとき川は石畳みが敷かれた風情ある水路になっています。
17:00
JR長崎駅
あとはお土産を買って帰るだけ!
番外
長崎くんち最終日の夜は感動のフィナーレ
庭先回りを終え、各踊り町が自身の町内へ戻るのは夜になります。最後の体力を振り絞り、これまでお世話になった町の人々に向けて「仕舞踊り」を披露し、感動のフィナーレを迎えます。
もう一泊できる方は、ここまで立ち会えるといいですね。
長崎は、唯一無二の歴史とともに様々な異国文化に影響を受け、発展してきました。
長崎くんちは、それを最もよく表していると思います。龍踊り…阿蘭陀船…南蛮船…唐人船…御朱印船…… ちょっと見ただけでも異国感満載です。
町総出で盛り上がる長崎人も大好きなお祭り。長崎くんちとセットで観光できるこの3日間は、普段と比べて、より長崎の暮らしに近い視点で観光できるのではないかと思います。
まだまだご紹介したいところはたくさんありますが、長崎は歩けば歩くほど魅力ある町です。長崎くんちを意識せずに歩いていても、演し物とすれ違う場面が多々あります。
移動の道すがらもぜひ、風情ある長崎の町並みを楽しんで欲しいと思います。
今も息づく伝統と、未来へ繋ぐ長崎の文化を、感じていただけたら嬉しいです。