【みジカなナガサキ】第30回 広げよう!こどもの居場所

みジカなナガサキ

【長崎県の”いま”を伝える】
~ みジカなナガサキ ~

長崎県では、こどもが安心して過ごせる居場所やワクワクしたりチャレンジしたりできる機会・体験の場を提供する「こども場所」の充実に取り組んでいます。

昨年度、長崎県がこどもを対象に行ったアンケートでは、「自宅や学校以外で身近に居場所がある」と答えたこどもは半数以下で、多くのこどもが好きなことをして自由に過ごせる場を求めていることが分かりました。

そこで長崎県では、こども食堂などの「食・交流」の場、プレイパークのような「遊び」の場、フリースペースやフリースクール、学習支援などの「学び」の場、そして多様な体験ができる機会や場をこども場所と位置付け、これらを増やすための取り組みを進めています。

長崎市のこども場所を紹介します。

こども場所「SUN しっぽ」

長崎市毛井首町のこども場所、「SUN しっぽ」です。

永田さん インタビュー

Q.活動内容について

SUN しっぽ SUN KIDS 代表 永田快さん「毎月第三木曜日は毛井首公園で、その他の木曜日や土曜日に毛井首公民館でこどもたちが自由に過ごせる居場所を開いています」

永田さん「外の活動の時にはドッジボールや鬼ごっこをしたり、公民館など中の活動の時にはお絵描きや風船バレーをしたり、それぞれ自由に過ごしています」

Q.活動のきっかけ

永田さん「活動を始めたきっかけは息子がまだ幼稚園ぐらいで、引っ越してきたばかりの時に毛井首公園に行ったら、小学校6年生のお兄さん、お姉さんたちが一緒に遊んでくれているのを見て、こういう風にいろいろな学年の子たちが関わって遊ぶ居場所を作りたいなと思って始めました」

Q.活動で難しかったこと

永田さん「初めのうちはこどもたちがケンカしたとか、そういう時の対応の仕方というか、どういう風にこどもに向き合ったらいいのか考えることもありましたが、こどもたちと関係を築いていくうちにこどもたちの心が分かるようになるというか、話が通じるようになったり、同じようにこどもの居場所を開いている友達や仲間に相談したりして、見守り方が分かるようになってきました」

Q.活動して良かったこと

永田さん「たくさんのこどもたちと関わられることと、活動の後の帰りに『またね、また来てね』と言って、こどもたちの笑顔を見られると、とてもうれしい気持ちになります」

永田さん「高校生など大きくなってからも『おばちゃん来たよ』と言って来てくれることが時々あるんですけど、それも本当に幸せな気持ちになり、活動を続けてきて良かったなと思います」

長崎県こども場所相談センターについて

こども場所の活動は、誰でもいつでも始めることができます。

また長崎県では、活動はできなくても、場所や人手の提供、寄付などでこども場所の活動を応援したい企業や個人を募集しています。

さらに、すでに活動している方や、これから始めたい方の相談窓口として「長崎県こども場所相談センター」を開設しました。

職員の方 インタビュー

長崎県こども場所相談センター 宮本幸成さん「相談者からの活動イメージをお伺いし、イメージに合わせたこども場所の開設事例のご紹介や資金面の支援についてご案内します」

宮本さん「活動場所がない方や活動はできないけれども活動場所は提供できる方々から情報をいただいて、そのお引き合わせを行う予定です」

Q.開設を検討されている方へメッセージ

宮本さん「こども場所に関するお悩みなどを受け付けています。長崎県こども場所相談センターにお気軽にご連絡ください」

長崎県では、相談センターでの支援をはじめ、社会全体でこども場所を応援できるよう取り組んでいます。

すでに活動している方も、これから活動したい方も、応援したい方も、気軽に相談してほシカ〜!
シカだけに笑!

【みジカなナガサキ】
長崎県(広報テレビ番組)
長崎がんばらんばチャンネル
SUN しっぽ
<Instagram>SUN しっぽ
長崎県こども場所相談センター

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