【長崎県の”いま”を伝える】
~ みジカなナガサキ ~
「献血」は、病気の治療や手術などで輸血を必要としている患者さんの命を救うために、健康な人が血液を提供するボランティアです。
日本では、1日あたり約3千人の方が輸血を必要としていて、献血された血液のほとんどは「がん」などの病気の治療に役立てられています。
献血の必要性についてお伝えします。
献血の必要性について
血液は人工的につくることができず、長期保存もできません。
また、1人の人が1年間に献血できる回数や量には上限があります。
全国では年間500万人ほどの、献血への協力が必要とされていますが、少子高齢化が進む中、献血できる人口が減少していて、このままでは将来、血液不足に陥り、血液を必要としている方の命を救えなくなる恐れがあります。
必要な方に安定的に血液を届けるためには、多くの方の継続的な献血協力が必要です。
献血は、長崎県内に2カ所ある献血ルームや献血バスで受け付けています。
長崎市にある献血ルームを紹介します。
献血ルーム「はまのまち」
「献血ルーム『はまのまち』」は、浜の町アーケードのそばにあります。
広くて清潔感のある空間で、安心できます。
Q.献血された血液の使われ方について
長崎県赤十字血液センター 柴原綾実さん「『悪性新生物』いわゆる『がん』などの病気の治療に使用されます」
柴原さん「血液をもとにつくられ、さまざまな病気の治療に用いられる医薬品『血液製剤』は長期保存ができないため、安定的に届けるには、多くの方の継続的な献血への協力が必要です」
柴原さん「献血には、血液中のすべての成分を採血する『全血献血』と、特定の成分を採血する『成分献血』の2種類があります。献血の種類によって、年齢や体重などさまざまな基準がありますが、16歳から献血できるものもあります。詳しくは、「日本赤十字社」のウェブサイトでご確認ください」
献血の手順は、受付、問診を行い、問題がなければ採血へと進みます。
採血にかかる時間は、種類によって異なりますが、全血献血の場合は、10分から15分程度で終わります。採血後は十分に水分を取って休憩し、終了です。
献血した人にインタビュー
Q.献血をした感想
献血者1「初めて献血をしてみたんですが、あまり痛みもなかったですし、きつくもなかったので、またやってみたいなと思いました」
Q.献血を続けている理由
献血者2「私は医療従事者なんですが、血液の不足を日々感じているので、役に立てたらいいなと思い、機会を見て来ています」
Q.献血を続けている理由
献血者3「今回で73回目になりました。人を助けることができたという自己満足ももちろんありますし、人のためになることが気軽にできるということが続けられた理由だと思っています」
柴原さん「献血ルームでは、スムーズなご案内を心がけるとともに、献血にご協力いただく間、快適にお過ごしいただけるよう、ドリンクバーなども準備しています」
柴原さん「ぜひ命を支える献血に、ご協力よろしくお願いします」
献血ルームは、佐世保市のさるくシティ4〇3アーケードにもあります。
長崎県内各地を巡回している献血バスの運行スケジュールは、日本赤十字社のウェブサイトで確認できます。
また、献血ウェブ会員サービス「ラブラッド」を利用すると、献血の予約や過去の献血記録の確認などができます。
献血の輪がどんどん広まるとうれシカ~!
シカだけに笑!
【みジカなナガサキ】
・長崎県(広報テレビ番組)
・長崎がんばらんばチャンネル
・日本赤十字社長崎県赤十字献血センター
・献血ルーム「はまのまち」
・献血ルーム「西海」
・献血バス運行スケジュール
・献血Web会員サービス「ラブラッド」
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