【長崎県の”いま”を伝える】
~ みジカなナガサキ ~
長崎県は全国一の離島県。
それぞれの「しま」には、豊かな自然や歴史的スポット、豊富で新鮮な食材を使ったグルメなど、魅力がいっぱいです。
その反面、経済の停滞や人口流出などの課題もあり、長崎県では、課題の解決や経済活性化に向けて、「しま」の魅力や資源を生かした取り組みを進めています。
その一つが、「しまのビジネスチャレンジ」略して「しまチャレ」です。
「しまチャレ」について
しまチャレは、「しま」のさまざまな資源に可能性を感じる人や、「しま」で新しいことにチャレンジしたい人を対象にビジネスアイデアを募るコンテストで、令和5年度から開催しています。
これまでに、食害魚を活用した新商品の開発や、島のおばあちゃんや島に興味があるシェフが料理を振る舞うシェアキッチンの開設など、多種多様なビジネスアイデアが生まれました。
しまチャレをきっかけに、実際にビジネスをスタートした方に話を聞きました。
対馬市 三浦湾漁港
対馬市からお伝えします。
愛媛県から移住した森賀さんは、2年前にしまチャレに参加し、対馬の漁村に活気を生み出す「GYOSON」事業のアイデアで学生部門賞を受賞しました。
現在は対馬の企業に就職して事業を進めています。
森賀さんインタビュー
Q.事業を始めたきっかけ
(有)丸徳水産 森賀優太さん「大学生時代に数カ月ほど丸徳水産でインターンをしていて、その仕事の中で社長の『どうにか街を成り立たせていきたい』『街を存続していきたい』という思いを知りました」
森賀さん「(社長の相談で)何か私にできることはないかと模索したときに、漁村というものを盛り上げていきましょうということで、今回この事業に取り組むことになりました」
Q.GYOSON事業の内容
森賀さん「GYOSON事業は旧漁協支所を活用した宿泊施設と、それに伴った街づくり事業です。今の漁村の課題は漁民の減少に伴って、漁業施設がどんどん遊休化していることです」
森賀さん「そういった中で漁村を盛り上げていくために、今ある遊休化した漁協施設を新たに活用することで、施設を中心とした漁村の再興、街づくり事業、それに伴った対馬の街づくり事業の取り組みを行っています」
森賀さんが勤める丸徳水産では、昨年12月に開業した一棟貸しの宿泊施設「えんの家」に続いて、現在は2棟目の宿泊施設を整備中です。
Q.整備に当たっての支援について
森賀さん「『雇用機会拡充事業(補助金)』を活用しています」
森賀さん「このような宿泊施設を私たちだけで運用していくことはどうしても難しいので、新しく仲間を募るときに補助が出ることが役に立っていますし、他にも改修費に対しても補助が出るのですごく役に立っています」
Q.今後の展望
森賀さん「これから旧漁協の施設を私たちが改修して、この施設を中心に漁村を(再び)盛り上げていきたいと思います。そこからその先にある対馬を盛り上げていけたらなと思っています」
島民インタビュー
Q.森賀さんの取り組みの印象
(有)丸徳水産 専務 犬束ゆかりさん「(森賀さんの取り組みは)すごくうれしいです」
犬束さん「対馬は高齢化が進んでいく中で、こうして一生懸命情熱を持って仕事をしてくれている姿は、私やうちのスタッフがうれしいだけでなく、地域の人たちもきっとうれしいです」
「ながさき「しま」のビジネスチャレンジ2025」参加者募集中
県では、今年12月に開催する、「ながさき『しま』のビジネスチャレンジ2025」の参加者を募集しています。
また、対馬・壱岐・五島列島での創業や事業拡大の支援も行っています。
詳しくはウェブサイトをご覧ください。
長崎の「しま」でビジネスにチャレンジする人がどんどん増えてほシカ~!
シカだけに笑!
【みジカなナガサキ】
・長崎県(広報テレビ番組)
・長崎がんばらんばチャンネル
・しまチャレ2025
・長崎県国境離島創業・事業拡大等支援事業(雇用機会拡充事業)
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