【長崎の今をシカとご覧あれ!みジカなナガサキ】
これまで地域の暮らしの中心にあった商店街が、人口減少や大型ショッピングモールの進出、後継者不足などの影響で、活気が薄れてしまっています。
商店街は買い物をするだけの場所ではなく、地域の魅力発信と課題解決の拠点にもなれる場所です。
そこで県と市町が協力して、商店街のにぎわい創出の取り組みをサポートしています。
にぎわいづくりに取り組む商店街を見てみましょう!
平和町商店街
こちらは、長崎市の平和町商店街です。
商店街の中心地にある「山里観光市場」は、最盛期には23店舗が営業していましたが、現在は4店舗が営業している状況です。
市場に再び活気を取り戻すため、去年6月から再生プロジェクトを始動。
空き店舗が並ぶスペースは、誰もが気軽に利用できる活動スペースへと生まれ変わり、若者や平和団体などの活動の場として機能しています。
Q.活動スペースの効果について
長崎市平和町商店街振興組合 理事長 城尾昭寛さん
「この場をリノベーションすることによって、新しい交流・活動の場として広く知られるようになり、マルシェも開催されるようになりました」
城尾さん「また、若者グループが平和活動の場としてワークショップを行い、新たなにぎわいを生み出しております」
Q.今後、どのような商店街を目指していくのか
城尾さん「これからは平和町の名にふさわしい、安心・安全な、そして希望に満ちた地域密着の商店街を目指していきます」
川棚栄町商店街
県では関係機関と協力して、商店街の活性化を担う次世代の人材の育成と交流促進にも取り組んでいます。
「長崎・商店街リレーションシップ」は、商店街活性化のノウハウやまちづくりの考え方などを学ぶことができる人材育成プログラムで、モデル商店街として選ばれた川棚栄町商店街の課題や未来像などをテーマに、セミナーやワークショップなど全5回の内容で実施しています。
アドバイザーである福岡佐知子さん(株式会社三角形)は、北九州市のシャッター通りだった商店街に飲食店やシェアハウスを開業し、人が集まる新しい形の商店街へと生まれ変わらせた、まちづくりの仕掛け人です。
Q.長崎・商店街リレーションシップで学べることについて
福岡さん「リレーションシップは、つながりという意味を持っています。この事業に参加することで、それぞれが持っている商店街を活性化したいとか、自分の商店街は寂しくなったなと思う人たちが集うことによって、専門家の話を聞くだけではなく、そこに集まった経験や世代の違う人たちと意見や考え方を交換することによって、学び合い・仲間づくりをしていくという事業になっています」
参加者の感想
「街をどのようにしていくのか、いろいろな意見が出ているので、それを実現していく力になっていきたいと思っています」
「人口減少だったりとかそういった課題がある中で、もう一度考え方を考え直さないといけない、自分たちの街への関わり方を変えないといけないということを基本的に考えて行動してきたんですが、改めて背中を押されたような日になったと思います」
商店街の活性化に興味がある方は、長崎県経営支援課へご相談ください。
県内各地で、商店街を盛り上げる活動がどんどん増えると嬉シカ〜!
シカだけに!笑
【みジカなナガサキ】
・長崎県(広報テレビ番組)
・よかテレ
・長崎県経営支援課
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