【長崎の今をシカとご覧あれ!みジカなナガサキ】
長崎県では、障害のある方の雇用機会を増やし、社会で活躍できる環境づくりを進めています。
企業における障害者雇用の状況を見てみましょう。
事業主には、従業員の一定割合以上の障害者雇用が義務付けられています。
今年4月から法定雇用率が引き上げられ、民間企業では2.5%となりました。つまり、従業員40人以上の企業であれば少なくとも1人以上、障害のある方を雇用する義務があります。
県内の民間企業における障害者実雇用率は年々増加していて、令和5年度は2.85%で、全国3位の雇用率でした。
県庁で行われた障害者雇用に関するイベントの様子を見てみましょう!
長崎県障害者雇用支援のつどい with チャレンジド・ワーキングフェス
「令和6年度長崎県障害者雇用支援のつどい with チャレンジド・ワーキングフェス」では、障害者雇用に関する講演会や、実際に雇用している企業による事例発表、特別支援学校や就労支援施設による物販などが行われ、障害がある方の就労への支援の輪が広がる、貴重な時間となりました。
また、障害者雇用に積極的に取り組む事業所や、優秀勤労障害者に対する表彰式も行われました。
優秀勤労障害者として県知事賞を受賞したのは、プリマルーケ株式会社の田上 良行さんです。
Q.現在担当している業務について
田上さん「ハンバーグ用のソースと酢豚のタレを作っています」
Q.業務で苦労したこと
田上さん「仕事を覚えるのに苦労しました。その時、周りの人に助けてもらいました」
Q.現在の職場について
田上さん「毎日、楽しく仕事ができています。定年退職まで働きたいです」
障害者雇用優良事業所に選ばれたのは、佐世保市の株式会社おうず工業です。
株式会社おうず工業
建物の解体工事や廃棄物処理を行う会社で、従業員のおよそ16%にあたる9人の障害のある方を雇用しています。
Q.障害のある方の雇用を始めたきっかけ
株式会社おうず工業 代表取締役 山﨑 愛さん「近くにある特別支援学校の生徒を受け入れたことがきっかけとなります」
Q.現在、雇用されている方の活躍について
山﨑 愛さん「現在9名の障害者が解体工事現場・廃棄物処理現場で働いています」
株式会社おうず工業 取締役副社長 山﨑 鈴雄さん「私たちが行っている解体工事では、人でしかできない作業がたくさんあります。そこで十分活躍してくれています」
Q.共に働く上で工夫していること
山﨑 鈴雄さん「(障害のある方と)働く上での工夫は、朝からまず、本人たちの顔色を見て、体調の状態が良くないようだったら、例えば、部署を変えたり、メンバーを変えたりして、働きやすい環境を整えるようにしています」
Q.今後、取り組みたいこと
山﨑 愛さん「今後は障害者の自立に向けて、各種免許の取得を支援していきたいと考えています」
Q.現在担当している業務について
株式会社おうず工業 尾﨑 浩二さん「廃棄物の分別方法が難しくて、先輩たちから教えてもらいながら、スムーズにできるようになりました」
Q.今後の目標
尾﨑さん「今後は車・リフト・重機の免許を取りたいなと思っています」
Q.現在担当している業務について
株式会社おうず工業 奥所 健二さん「今は解体作業をやっております。耳が聞こえづらいので周りに気を付けて作業をしております」
Q.今後の目標
奥所さん「今後は現場の責任者になれるよう、がんばりたいと思います」
障害のある方にとっても働きやすい長崎県を目指していきたいですね!
互いに支え合い、企業や社会がどんどん活性化するとうれシカ〜!
シカだけに!
【みジカなナガサキ】
・長崎県(広報テレビ番組)
・よかテレ
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