【長崎の今をシカとご覧あれ!みジカなナガサキ】
全国的に漁業の担い手が不足しているといわれていますが、長崎県ではここ数年、新たに漁業を始める人が増えています。
長崎県では、漁業にチャレンジする新規就業者をサポートするために、さまざまな取り組みを行っています。
その一つが漁業就業実践研修です。
漁業就業実践研修は、実践的な漁業の技術習得を目的とした研修で、研修生には研修費が支給されます。
研修には4つのコースがあり、
- 定置網漁業など、雇用されながら漁業に必要な技術を習得する雇用型
- 一本釣りや刺網などの漁法を学び、独立を目指す独立型
- 親族のもとで技術を身に付け、後継者を目指す漁家子弟型
- 他の産業と兼業しながら、新たに漁業技術を学ぶ兼業漁師型
それぞれ、現場の指導者のもとで漁法をしっかりと習得できる内容となっています。
研修制度を利用して漁師になった人に話を聞いてみましょう!
長崎市 深堀漁港
こちらは、長崎市の深堀地区です。
福岡県出身の平田さんは、8年前に長崎に移住し、独立型の研修コースで漁業を学んだ後、漁師として活躍されています。
Q.漁師になろうと思った理由
平田さん「もともと長距離運転手をしていたんですが、若い頃から自分の力で生活したいという思いがずっとありました。漁業研修制度というのを知って、転職を機に漁師を目指すことにしました」
Q.実践研修を受けた感想
平田さん「私は3年間の独立型の漁業研修を受けたのですが、その間に独立後、自分の選択肢が増えるように、ヒジキ漁や岩牡蠣の養殖など、いろいろな漁業を勉強させていただきました。
3年間という長い漁業研修でしたが、その間に漁師さんや地域の方々に顔を覚えてもらって、いい研修期間だったなと思っております」
Q.現在取り組んでいる漁業について
平田さん「今、メインで行っているのが岩牡蠣の養殖です。牡蠣の養殖をメインに地域活性化の起爆剤になればいいと思って活動しております」
Q.漁師になった感想
平田さん「漁師になって、正直、ものすごく忙しくなりました。それでも、自分の作った岩牡蠣がおいしいとか、自分の付けた名前の岩牡蠣が徐々に浸透することを、ものすごくうれしく感じて、ものすごくやりがいがあります」
Q.就業した地域について
平田さん「深堀地区も高齢化によって、漁業者が少なくなって少し寂しくなっております。そんな中、地域の活性化のために、港の中に子どもたちの思い出を残そうと壁画プロジェクトをしたり、牡蠣祭りを実施して、水産業をメインに地域活性化ができたらなと思って、青壮年部のみんなと活動しています」
Q.漁業を始めたいと思っている人へ
平田さん「漁師はとてもやりがいのある仕事です。海に囲まれた自然豊かな長崎で、あなたも漁師を目指してみませんか?」
漁業に興味がある方は「ながさき漁業伝習所」にご相談ください。
長崎で活躍する漁業者がもっと増えるとうれシカ〜!
シカだけに!
【みジカなナガサキ】
・長崎県(広報テレビ番組)
・よかテレ
・ながさき漁業伝習所