【みジカなナガサキ】第24回 アトツギを育てよう

みジカなナガサキ

【長崎県の”いま”を伝える】
~ みジカなナガサキ ~

地域のお店や雇用を維持し、にぎわいを守るためには、未来に引き継ぐ担い手の確保が必要です。

長崎県は経営者の平均年齢や後継者不在率が全国と比べても高い状況で、事業承継を進めることが重要な課題です。

事業承継には後継者の育成も含めて3年から10年を要すると言われているので、早めの準備が必要です。

県では、事業承継にかかる費用をサポートする「事業承継促進・後継者事業展開支援補助金」を交付しているほか、若手後継者の新たな挑戦を支援する「アトツギ向け伴走支援プログラム 『CORGI(コーギー)』」を通して、家業の強みを生かした新規事業の創出などを伴走支援しています。

今回は、CORGIのプログラムの一部を紹介します。

アトツギ向け伴走支援プログラム「CORGI」

雲仙市小浜町で、CORGIのワークショップが開催されました。

鹿児島県で家業の水産加工業を引き継いだ先輩アトツギによる講話では、後継者ならではの悩みや、新規事業展開への思いなどが語られました。

参加者たちは、グループワークなどを通して知識や事業アイデアをブラッシュアップするとともに、アトツギ同士の交流を深めました。

参加者 インタビュー:CORGIに参加した理由

参加者「祖父が設備工事業をしているのですが、人材不足や職人が減ってきているというところで、そういう課題を解決したいと思ってワークショップに参加しました」

参加者「弊社が事業承継して2年経っているんですが、『大きく事業を変えないといけない』と思っていたタイミングで、客観的に自分の時間を取れたらいいなと思って参加しました」

湯宿 蒸気家

雲仙市小浜町の温泉旅館、湯宿 蒸気家の代表・山下さんは、4年前に家業を引き継ぎ、旅館を切り盛りしています。

去年新たに事業承継したのが、小浜温泉の源泉を使って塩をつくる「雲仙エコロ塩」の製塩事業です。

創業者の高齢化により廃業の危機にあった製塩事業を守るため、いわゆる「第三者による事業承継」として引き継ぎ、CORGIへの参加を通して新事業の具体化に取り組みました。

山下さん インタビュー

Q.事業承継で難しかったこと

山下さん「自分が受け継ぎたい事業と受け継いで欲しいという人の想いを形にしていくことだったり、それを円滑に進めていくことが難しかったです」

Q.CORGIを受講して役に立ったこと

山下さん「CORGIを受講して先輩アトツギの経験シェアだったり、仲間たちとの伴走経験がすごく役立ちました」

山下さん「その出会いや経験が製塩事業を引き継ぐ時だったり、事業承継後の取り組みにも役立っています」

Q.今後について

山下さん「今後は小浜温泉で作られた塩をもっと多くの人に届けていけるように、事業を頑張っていきたいと思います」

長崎県事業承継・引継ぎ支援センター

事業の引き継ぎに関する相談は「長崎県事業承継・引継ぎ支援センター」へ。

県内唯一の公的専門相談窓口として、事業承継計画づくりのサポートやM&Aのマッチング支援など、ワンストップで対応します。

これから事業をどうしていこうか悩んでいる方には、廃業だけでなく、誰かに引き継ぐという選択肢もあることを知ってほしいですね。

事業承継で困ったらすぐに相談してほシカ~!
シカだけに笑!

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長崎県アトツギ向け伴走支援プログラム「CORGI」
長崎県事業承継・引継ぎ支援センター

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