【長崎県産品びわ】親子三代でびわ栽培に取り組む森保ファミリー農園

2.観光

皆さん、春といえば何を思い浮かべますか?

「卒業式」「入学式」等の学校行事や「桜」等の春の風物詩もありますね。長崎県民だったらもう一つ忘れていけないものがあります。それは、長崎県産品「びわ」です。

びわは、江戸時代から茂木地区・三和町を中心に栽培が行われており、全国生産量の30%を長崎県が占めています。そこで、長崎市三和町で親子三代で長崎県産品ビワの栽培に取り組む森保ファミリー農園さんにビワ栽培についてお話を聞いてみました。

森保ファミリー農園さんは現在、二代目森保伊佐巳さん(89歳)、三代目現代表欣也さん(60歳)、四代目大和さん(26歳)の3人で毎日、ビワ栽培に取り組んでいます。栽培している品種は、長崎早生、春だより、なつたよりの3種類。

びわ生産者たちが共同販売を開始した(大正6年)頃からびわ栽培をしているそうで、長い間、長崎のびわ生産に貢献しています。

毎年、3月から5月は繁忙期のため、家族親戚総出で収穫、選果、出荷を行っており、この間はなかなか休みが取れないそう。

現代表の欣也さんを中心に取り組んでいましたが、今年の4月から長男の大和さんも勤めていた会社を退職し、農園で働いています。大和さんに農業をしたいと思ったきっかけを聞いてみました。

「農業をしたいと思ったきっかけは、ベランダで家庭菜園をやっているうちにもっと大きい規模でやってみたいと思うようになったこと。また、今後様々な職業がAIの発達によって無くなっていくと思うが、農業は今後も残っていくだろうという将来性を感じたから。」

小さい頃から畑が遊び場だったようで、従兄弟とかくれんぼをしたり出荷用の箱を作ってお小遣いをもらっていましたが、だんだんと畑に行くのが面倒になり、農業をする気は全くなかったそうです。

森保ファミリー農園の圃場と大和さん

大学も就職も農業とは無縁の道を歩んでいたが、社会人三年間を経て今年の4月から就農。農業を始めて半年以上経った感想を聞いてみると、

「朝が早いのでとても健康的な生活を送れます。きついイメージがあったのですが、思ったよりもきつくなく今のところ楽しくやれています。休みは少ないですが、自分の好きなタイミングで休めるのでマイペースな私にお似合いの職業だと思っています。」

最近は、農業に目を向ける若者も増えてきているので、大和さんみたいな若い世代がどんどん盛り上げていってほしいですね。

今後は、もっとびわ栽培の知識を深め、より多くの方に森保ファミリー農園のビワを食べて笑顔になってもらい、観光農園や農業を使ったイベント等もやっていきたいそうです。今後の森保ファミリー農園の成長に期待です。

森保ファミリー農園
電話番号:080-2770-4129
Instagram:biwabiwa_gram
URL:https://moriyasufamily-nouen.com

タイトルとURLをコピーしました