【五島列島の世界遺産】野崎島の行き方とおすすめポイント！

新上五島町の北に浮かぶ無人島の野崎島。

世界遺産にも登録をされていて美しい自然に囲まれた上五島のおすすめスポットです。

「野崎島に行ってみたいけど行き方がわからない！」

「野崎島がどんなところなのかわからない！」

そんな方に向け実際に行ってみた新上五島町在住の私が、野崎島の行き方、準備、魅力を紹介します！

野崎島に行ってみた！

①野崎島とは？

野崎島は新上五島町の北部に浮かぶ無人島で、２０１８年に世界遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産の一つとして登録されています。

野崎島には、かつて禁教期に潜伏キリシタンが移住をしてきて密かに信仰を続けていた集落の跡地が残っています。

野崎島のシンボル　旧野首教会

３０年ほど前に最後の住人がいなくなってからは無人島になっており、手つかずの自然と集落の生活感が残ったノスタルジックな風景を味わうことができます！

②野崎島に行くには？

ここでは、野崎島への行き方と事前に必要な準備を紹介します。

野崎島へは主に２通りの行き方があります。

一つ目は小値賀島から１日１便の定期船「はまゆう」を利用する方法。

二つ目は今回利用した新上五島町から海上タクシーを利用する方法。

このどちらかの方法で行くのかは滞在する場所、滞在時間で決めましょう！

今回は新上五島町の北端にある津和崎港から「津和崎丸」を利用して、野崎島に上陸をしました。

海上タクシーの津和崎丸を利用しました！

野崎島を訪問する前の準備としては２つあります。

①上記のうちどっちの方法で行くのかを決め、海上タクシーを利用する場合は予約をする。

②小値賀アイランドツーリズムに事前に連絡をして訪問日時と人数を伝える

この２つの準備が出来たら、あとは当日の天気が良いことを祈って待つのみです！

野崎島は手つかずの自然が残る無人島で急な坂、虫や落石などの危険な箇所があるため

長袖長ズボンを着用して、しっかりとした靴などの装備を準備しましょう。

③野崎島の探索を開始！

はじめに野崎島に到着をしたら、船から降りてすぐにある「野崎島ビジターセンター」で

ガイドの方から自然を保護するためのルールや注意事項の説明を受けます。

ビジターセンターには無料で使えるトイレがあります。

ここ以外のトイレは、有料にはなりますが自然学塾村が利用可能です。

野崎島ビジターセンター外観

野崎島には野生のシカが４００頭以上生息しており、シカ以外にもイノシシなどの野生動物も多くいます。

シカは人間に慣れていないため、近づいてくることは少ないですが注意が必要です。

島を歩いていると野生のシカと出会います！

野崎島を安全に楽しむためにしっかりと注意事項は聞きましょう！

島には商店や飲食店はありませんので、食料や飲み物は多めに持ち込みましょう。

④野崎島の見どころ３選

１．旧野首教会

野崎島のシンボルであるレンガ造りの教会！

ビジターセンターから徒歩３０分ほどで到着する小高い丘の上に建っており、

教会の周辺一帯の雰囲気はジブリの世界にいるような気持ちになるような光景です。

私たちが訪れた日は天気が良くて旧野首教会の景観は最高でした！

２．野首海岸

旧野首教会から海岸へ下ると野首海岸に行くことができます！

３００ｍも広がる砂浜に海外のようなコバルトブルーの海は感動するほどの絶景で、

一度見たら忘れられない景色です。

無人島に広がる絶景の海岸で過ごす時間は最高です！

３．野崎島の集落跡地

住宅の跡地

野崎島には、かつて野崎・野首・舟森の３つの集落があり、一番多いときで６００人以上の住人が住んでいました。

集落跡には人が住んでいた家や教員住宅、神社の跡地などが現在も残っています。

教員住宅の跡地

神社の跡地

島を歩いていると急斜面に作られた石積みの段々畑の跡や島を切り開いて生活をしていた様子を感じ取ることができます。

島を切り開いた段々畑の跡地

野崎と野首の集落跡地は探索が可能ですが、舟森の集落跡地は道が険しく危険も多いためガイドの同行が必須です。

他にも「王位石」や「沖ノ神嶋神社」などの見どころが多くありますが、

こちらも道が険しく危険が多いためガイドの同行が必要になるので、

事前に小値賀アイランドツーリズムに連絡をしてガイドツアーを利用してください。

⑤補足情報

野崎島には閉校になった小・中学校の木造校舎を再利用してできた、宿泊室、トイレ、浴室、炊事棟等が完備された簡易宿泊施設である「野崎島自然学塾村」があります！

野首教会・野首海岸へは徒歩約１分の場所にありロケーション抜群の施設です。

宿泊の場合には、食事は自炊になりますが布団などの寝具は用意されているので利用することができます。

日帰り利用の場合は休憩所だけでなく、トイレ・シャワー・調理室が利用可能です。

自然学塾村ではBBQセットの貸し出しもしているので、キャンプも楽しむことができます。

野崎島は島全体が国立公園の為、自然学塾村以外でのキャンプ、火の使用、炊飯等は出来ないので注意が必要です。