高倉健さんも生前訪れるなど、東京からも本物を求めて来店する方が多いお店、天ぷら・割烹 のだ。
素材の味もさることながら、こんなに繊細な衣は今まで食べたことありません。
何に一番驚いてるかというと、てんぷらの衣がけっこう薄いわけです。それなのにサクサク感半端なくて、そのサクサク感がすごく繊細できめ細やかなんです。
この衣の薄さ、写真でわかります?
薄くて素材の邪魔をしないけども、繊細なサクサク感で程よく素材の良さを補ってくれる。
このような天ぷらが完成する秘訣は・・・・後程お伝えしますよ!!
そして、調味料からデザートまでほぼ全て手作り。仕込みに何時間もかけるというこだわりよう。大将のおもてなしの心が料理に反映されている、本当に美味しいものばかりです。
5000円のお任せコースを頂く
さて、今回頂いたのは5000円お任せコース。先にも述べましたが、調味料でさえも自身で調合するこだわり具合。前菜やデザート、細部に至るまで全てが綺麗で美味しいんです。
くじらに自家製の酢味噌がとても合う
菜の花と蕪のお吸い物
そして天ぷらへ
天つゆとお塩
旬のお野菜や魚をチョイスして一番美味しい食べ方を教えてくれます。
「これは塩がいいよ^^」
「これは天つゆを少し付けてね。これはお好みで。」
こんな感じでコミュニケーションが生まれるのも良いですね^^話しやすい雰囲気があるので気になったことは質問してみてください♪
最初に出るのはエビの足
エビ天。ぷりっぷり♪繊細な衣を一番感じられる。
タイ。白身がふわっふわ。
いか。さっと揚げるので中は生。甘くて一番衝撃だった。
みょうがの天ぷら。苦みも気にならない。
いんげん。野菜さいこう。
銀杏。もちろん塩で。
下仁田ネギ。分厚くてジューシーで甘い。
肉厚なしいたけ。香りが閉じ込められてる。
最後のかぼちゃ
繊細なサクサク感だけでなく、天ぷらなのに油っぽくなくて、シートに油がほとんどついていない!!「胃もたれしない天ぷら」として評価されているそう。
何でこんな美味しくてヘルシーな天ぷらに仕上がるのかというと・・・
超絶高価なゴマ油を使っているからだそうです。
こんな高価な油を使ってるの、のださんくらいですよ^^と業者さんにも言われてるそう。
「天かす」も美味しいのですが、特に使い道もないのでお客さんにあげちゃうんだとか。もし余っていたらもらって帰ってくださいね。繊細で物凄く美味しいですよ。
大将一押しは以外にも・・・
メニューに1つだけ浮くものが。。。
牛タンシチュー?
天ぷら屋に牛タンシチュー?むむ??
聞くと大将ご夫婦が揃っておすすめするのがこの牛タンシチューらしい。
こちらの大将、昔は洋食で修業して独立してお店を経営していたそうな。20年ほどの洋食キャリアをお持ちなんだとか。
でも昔から「いつかは和食を!」という想いが強かったらしく、20年前に作ったのが「てんぷら割烹 のだ」。
他にも経験が豊富で、東京の名店を食べ歩いて研究した過去もあり、洋食はもちろんデザートやパンなども自分で作れるそう!
要は、得意料理は天ぷらだけではないのだ(笑)!特に美味しく提供できる自身の逸品が牛タンシチュー。これは今度食べに行きたいです!!
このムースも手作りなんだって!かなり美味しいよ。
店内にはお兄さんが書かれたカワイイ絵が多数。
七福神の絵も。鍛冶屋町とは特に関係ないらしいw
これ、国宝級になるかもしれないとんでもない亀山焼。。
この真ん中の焼き物。坂本龍馬が、写真撮ってくれてありがとね~って上野彦馬にプレゼントした亀山焼なんだとか。専門家も調査済みで、真ん中の出目金みたいなのは「土佐の鯛」だそうな。もっといろいろ書きたいけど、ここでは割愛・・・。
部屋の飾りも一級品で、食事ももちろん一級品。それなのに5000円でコースを頂ける贅沢さ!
テーブル個室もあるので、誰かおもてなししたい時とかにも使えますね。本当に美味しいお店。おすすめです。
住所:長崎市鍛冶屋町6-24
電話:095-828-7787
休日:日曜
時間: 12:00〜14:00/17:30〜22:00