長崎市内の観光地で有名な「長崎新地中華街」と周辺スポット4つを紹介したいと思います。
異国情緒溢れるスポットを散策してみてはいかがでしょう。
1.日本三大中華街
江戸時代中期に中国からの貿易品の倉庫を建てるために、海を埋め立ててできた街で、現在は中華料理店や中国雑貨やお土産店など約40店舗が軒を並べています。
横浜、神戸と比べると規模は小さいですが、日本で一番古い中華街で「日本三大中華街」の一つ。長崎独特の雰囲気を楽しめるスポットの人つです。
東西、南北あわせて約250mの十字路は、長崎市の姉妹都市である福建省の協力でできた石畳を使用してあり、東西南北4ヶ所の入口には朱塗りの色鮮やかな中華門(牌楼)が古代中国の地相占い風水に基づき配置して建っています。
東門には青龍、西門には白虎、南門には朱雀、北門には玄武(蛇と亀)、それぞれの方向を守る四神の浮き彫りがはめ込まれています。
2.長崎ちゃんぽん
長崎に来たら1度は食べたてみたい郷土料理「長崎ちゃんぽん」。
長崎ちゃんぽんのルーツは、福建省の福建料理「湯肉絲麺(とんにいしいめん)」を日本風にアレンジして作られたものが「ちゃんぽん」です。
3.長崎ランタンフェスティバル
毎年、長崎市で開催される冬の一大風物詩となっている「ランタンフェスティバル」は県内外からも人気が高く、100万人を超える人たちで賑わいます。
もともとは長崎新地中華街の人たちが中国の旧正月(春節)を祝う行事で、旧暦の1/1~1/15 の15日間開催されます。
期間中は約1万5000個の極彩色のランタン(中国提灯)とオブジェが長崎の街を彩り、幻想的な雰囲気に包まれていて、各会場でも様々なイベントも行っています。
4.周辺スポット4選
①土神堂(どじんどう)
「市指定史跡」。
1691年9月に、唐人屋敷の入口近くに土神の石神として建てられたもの。
TEL:095-829-1193(文化観光部 文化財課)
②天后堂(てんこうどう)
長崎名勝図絵(ながさきめいしょうずえ)は元文元年(1736)南京(なんきん)の人たちが初めて建てたとしている。
TEL:095-829-1193(文化観光部 文化財課)
③観音堂(かんのんどう)
画像引用:長崎県公式ホームページ
「市指定史跡」です。
唐人屋敷の片隅にひっそりとした唐寺が建っています。
特徴的なアーチ型の石門は、瓢箪池(ひょうたんいけ)の奥の石に「元文二年(1737)」の刻字があることから、この年に創建されたと思われる。
TEL:095-829-1193(文化観光部 文化財課)
土神堂・観音堂・天后堂は、後年の火災等で失なわれたので、現在あるものは、その後再建されたものです。
④福建会館(ふっけんかいかん)
画像引用:長崎県公式ホームページ
「市指定有形文化財」
福建会館の前身は江戸後期にさかのぼりますが、明治元年に「八閩(はちびん)会館」として正式に発足しました。
その後、明治30年に至り建物を華麗な木彫りのある珍しい小屋組に改築し、「福建会館」と改称しました。
会館本館(会議所)の建物は原爆により倒壊したため、唐人屋敷時代にコミュニティ施設があった所に現建物が存在します。
TEL:095-829-1193(文化観光部 文化財課)