長崎県平戸市の北西部に位置する集落です。
「平戸島の重要文化的景観」は、2010年2月に国の重要文化的景観として選定されました。
春日集落
平戸市春日町は、潜伏キリシタンの伝統文化をもつ地域で、江戸時代のままの棚田や家屋配置、道などが現在もほぼそのまま維持されています。
中でも、海から山間部まで続く棚田はとても美しく多くの人を魅了しています。
現在は、棚田を米作り体験や稲刈り体験、棚田ウォークなどのイベントも開催されたりしています。
安満岳(やすまんだけ)
標高534mの安満岳は、平戸市の最高峰です。
広い範囲にアカガシの原生林がのこり、「白山比賣(はくさんひめ)神社」と参道、山頂部の石祠(ほこら)、西禅寺跡から構成されています。
山頂西面は断崖となっていて、そこからの景色は絶景!
崇敬を密かに継続してきた潜伏キリシタンの聖地とされていました。
白山比賣(はくさんひめ)神社
霊峰白山は2018年に開山1300年を迎える歴史ある神社で、本山が石川県にある白山として安満岳に建立され山全体が御神体として信仰の対象となっています。
江戸時代には、潜伏キリシタンの信仰の地として使われていました。
潜伏キリシタンは、この山の神社や寺院にお参りに行くと装いながら、白山比賣神社に隠し造った祠にてキリストへの祈りを捧げていたそうです。
白山比賣神社