【長崎の今をシカとご覧あれ!みジカなナガサキ】
ここ数年、自然災害が頻発し、その規模も大きくなっているため、地域全体で防災力を強化する必要があります。
「自分たちの地域は自分たちで守る」という地域愛のもと、消防・防災活動に取り組んでいる消防団について紹介します。
消防団は、火災発生時に消防署と連携して、放水などの消火活動や避難誘導に取り組みます。
また、地震や台風などの災害が発生した際も、避難誘導や救助活動、流れ込んだ土砂や水の除去作業などを行います。
県内の消防団員数はおよそ17,000人で、そのうち約7割は会社などに勤める方々です。
消防団員は非常勤特別職の地方公務員となるため、報酬や手当も支給されます。
また、近年、消防団活動が多様化するなか、女性消防団員の活躍の場が増えていて、県内では353人の女性消防団員が活躍しています。
住宅用火災警報器の普及促進や、一人暮らしの高齢者宅への防火訪問を行うほか、大きな災害が起こった時には、避難所での授乳場所の確保や生理用品の配布など、女性目線での支援も期待されています。
県では毎年、女性消防団員が普段の活動について情報共有を行う研修会や交流会を開催するなど、女性団員同士の連携が広がるよう取り組んでいます。
今年11月には、全国から女性消防団員が集まり、活動の成果を共有する「全国女性消防団員活性化大会」が長崎県で開催されます。
大会を通じて女性団員同士の連携の輪がますます広がりそうですね。
実際に女性消防団員の活動の様子を見てみましょう。
雲仙市小浜町
雲仙市小浜町で、消防署と消防団による防災教室が開催され、災害ボランティアに関する講話や女性消防団員の活動紹介、消火訓練などが行われました。
Q.消防団員になったきっかけや消防団の活動について
雲仙市消防団 山田芳野さん「地域との関りを持ちたいと思って入団しました。子どもと二人暮らしなので、仕事と家庭との両立になかなか融通が利かないところもありますが、(消防団の)活動時間が1時間や2時間だったり、無理のない範囲で活動しています」
Q.活動のやりがいについて
雲仙市消防団 中村久美さん「消防団活動を通じて、地域の皆さまとつながりを持てることに魅力を感じています」
Q.消防団員の必要性について
小浜消防署 消防隊長 松本純さん「消防団員は我々消防署と協力・連携しながら、災害活動にあたってもらっています」
松本さん「我々、消防署も少ない人員ですので、消防団は必要不可欠な存在であり、頼りにしています」
松本さん「女性消防団員が女性ならではの視点で、市民の皆さまへ対応されていることに対して、我々も得るものが多いです」
松本さん「今後も地域住民のために活躍を期待します」
県では、消防団の活動を紹介するPR動画を公開しています。
長崎県公式YouTubeチャンネルからご覧ください。
消防団には、健康な18歳以上でその市町に住む方、また、一部の市町では、その市町に通勤・通学している方でも入団できます。
詳しくは、各市町の窓口にお問い合わせください。
女性団員の活躍の場も広がっているから、より多くの人が入団してくれるとうれシカ~!
シカだけに!笑
【みジカなナガサキ】
・長崎県(広報テレビ番組)
・よかテレ
・長崎県公式YouTubeチャンネル
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