5/14にオープンしたChina kitchen VAN(藩)さん。
ちょっと珍しい「小皿中華」のお店ということで、インタビュー(&お食事)に行ってきました!
気さくな店主さんが作る中華料理の数々はどれも絶品でしたよ~♪場所は茂里町電停から徒歩2分のところにあります。
祖父から続く光華園→koukaen→VAN(藩)
店主さんは大阪の一流ホテルで経験を積んだあと、祖父と父親の時代から続いていた光華園(のちにkoukaenに店名を変更)で働き、県内のゴルフ場で料理長を10年以上務めました。そして、今年5月に念願だった新店舗をオープン。
この新店舗には店主さんの「ある思い」が詰まっています。
一般的に中華料理店では大皿で料理が提供され、価格が高めに設定されることが多いです。お店側としてはラクですが、お客さんは色んな料理を食べることができないよな、と店主さんは感じていました。
そこで、新店舗では色んな料理をたくさん味わってもらうために小皿で提供し、料金を低めに設定したというわけなんです。
素材にもとことんこだわっている
「本格的な中華を若い人にも食べてほしい」と語る店主さん。素材には強烈なこだわりをもっていて一切妥協しません。もちろん、納得のいく素材が仕入れられなければ提供することはありません。
例えば「台湾ちまき」に使用されている干しエビ。一般的に広く流通しているアミエビとは全く異なり、旨味・香りともに上質なものだけを使用しています。
「China kitchen VAN」という店名について
店主さんの祖父が営んでいた「光華園」という店名を引き継ぐことも考えたらしいのですが、従来のような中華料理屋というよりは「若い人や家族連れの方でも気兼ねなく来てほしい」という意味を込めて、ポップな感じで「China kitchen VAN」にしました。
「VAN」とはオーナーさんの名前「藩」のことです。
自分の名前を店名に入れたのは、「祖父、父親の時代のお店を知っている人にも分かってほしいから」ということで、「『藩』という名前があれば覚えていらっしゃるかな」と。
また、オープン初日の出来事で、連絡を取っていなかった店主さんの同級生が店名の「藩」という名前にピンときたらしく、「お店をのぞいたら藩がいた」ということがあったそうです笑。
オープン前に告知はほとんどしていませんでしたが、「藩」という名前が口コミで知れ渡り、ほぼ告知なしにも関わらず、溢れんばかりのお花が届きました。
店の外には飾れないので店内に飾りましたが、それでもスペースが足りなかったのでカウンター席に配置。
店主さんの人柄はもちろん、祖父・父親からの地域に根付いた信頼感がお花となって垣間見れたような気がしました。素敵ですね。
メニュー・味について
提供するのは中華料理の中でも広東料理。広東料理はあっさりした味付けが特徴的です。
例えば、エビチリで使用されるエビは油で揚げますが、その後お湯に通して、油を落とすなど通常の工程よりもひと手間かかります。そうすることで食べやすく、あっさりした味になるというわけなんですね。
※注文時に「味を濃くして」「辛くで」などのように一言お伝えすれば、お好みに合わせて味付けを変更することも可能。
ただ、店主さんが一人で料理を作っているので、混んじゃったら時間がかかるのでゴメンなさい。
「メニューは本当はこれの半分以下にする予定だったんだけど、あれも食べてほしい・これも食べてほしいと思ってたら、多くなってしまった。初日からすごい大変でメニューに関しては少し後悔している笑」と、笑いながら話す店主さん。
ランチは日替わり定食を3つほど用意する予定。日替わりは固定メニューではなく毎日変わります。※現在、テイクアウトでの提供はしていません。準備ができ次第、近いうちに提供するとのことです。
住所:長崎県長崎市目覚町12-5-1F
営業時間:11:30~14:00、17:30~22:30※営業時間は変更の可能性
定休日:日曜、祝日
電話番号:095-844-1310