大切なものが伝わってくる。老舗カステラ屋さんの和菓子に注目【長崎三大カステラ】

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カステラと和菓子の美味しい関係

カステラはポルトガルから長崎に伝来したと言われていますが、今の私たちが知るカステラのようなお菓子は、ポルトガルにも、その名前の由来となったスペインカスティーリャ地方にも、存在しません。
それもそのはず、カステラは、渡来した南蛮菓子を元に長崎の菓子職人が独自にアレンジを重ね完成させた和菓子なのです。

また、砂糖を多く用いる南蛮菓子は、和菓子界に革命を起こすものでした。当時、先端をいく長崎に、全国の優秀な菓子職人が修行に来ていたことも想像に難くありません。

つまり、カステラは当時の和菓子職人の知恵と技術が詰まったお菓子ということです。

今回は、長崎では知らない人はいない老舗三大カステラ屋さんの和菓子から、江戸時代から続く老舗の和菓子屋さんが作るカステラまで一挙紹介!

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長崎三大カステラ

長崎三大カステラ(カステラ御三家)といえば、福砂屋、松翁軒、文明堂!
シンプルな材料で作られているのに、お店によって全く違った味わいで、それぞれに良さがあり、どれも美味しい。カステラの奥深さを感じます。

そんなカステラ作りで培ってきた職人さんの確かな技術と繊細な心配りは、カステラ屋さんが作る和菓子にもしっかりと現れているのです。

カステラ本家 福砂屋|手づくり最中

創業1624年

昔から変わらぬ伝統製法で高い人気を誇るカステラ本家福砂屋で買いたい和菓子は、やさしい 甘さがふんわり香る上品な味わいの手作り最中!
皮と餡が別々になっているため自分好みの分量で作り立ての香ばしいパリパリ最中が楽しめます。
子どもからお年寄りまで幅広い層の記憶に残る何とも懐かしい味わいです。

福砂屋 長崎本店
所在地:長崎市船大工町3-1
https://www.fukusaya.co.jp/sp/

カステラ元祖 松翁軒|和菓子調進所

創業1681年

カステラ元祖「松翁軒」が、長崎を伝える和菓子として「和菓子調進所」を新展開。
定番は風味豊かでしっとりとした桃のフィナンシェ「桃璃(とうり)」と、雛桃の蜜漬けがゴロっと入ったほんのりピンクの「雛桃薯蕷(ひなももじょうよ)」!
和菓子の中でも女子ウケ抜群の手土産です。

また、松翁軒が直営する喫茶室セヴィリヤでいただく雛桃薯蕷とお茶のセットは通いたくなる贅沢な美味しさです。

さらに、季節の和菓子もおすすめです。
例えば6月は、若鮎と水無月。

松翁軒 本店 / 2F喫茶室セヴィリヤ
所在地:長崎市魚の町3-19
http://www.shooken.com/sp/

松翁軒 和菓子調進所
所在地:長崎市魚の町6-1
http://www.shooken.com/wagashi/index.html

文明堂総本店|三笠山

創業1900年

伝統の製法を守りながらも研究を重ねて作り続けられる文明堂のカステラ。
その老舗の技を存分に発揮している和菓子が、どら焼き「三笠山」です。
キメの細かいふんわりとした皮は、ほのかに甘く絶妙な焼き上がり。
生地の扱いはさすがです!
春はさくら、秋は栗などの季節限定の三笠山も発売されるので要チェックです。

文明堂総本店
所在地:長崎市江戸町1-1 
https://www.bunmeido.ne.jp

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御菓子司 岩永梅壽軒

創業1830年

長崎で最も古いとされる中通り商店街の一角に佇む風格ある建物が目印。
磯の香りがする昆布入りの求肥「もしほ草」をはじめ、長崎の伝統菓子である「口砂香(こうさこう)」や10月には「ざぼん漬け」も販売されます。
5月の「鯉菓子」や3月の「桃カステラ」など、長崎ならではの老舗の味が魅力です。

この老舗和菓子屋さんが作るカステラもまた美味!!店頭販売数は日によって異なり、予約も数ヶ月待ちが珍しくないという地元民でもなかなか手に入りにくい幻のカステラとも言われています。
きめ細やかで重量感のあるしっとり濃厚なカステラです。でもってたくさん食べれちゃう不思議。
機会があればぜひ一度食べて欲しい!
店頭で見かけたら即買いです。

御菓子司 岩永梅壽軒
所在地:長崎市諏訪町7-1
https://www.baijyuken.com/sp/index.html

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