大村にあるナポリの本格石窯を使ったピッツェリア「イルロスパッチョ」。ここのピッツァは本当に美味しくてデートでも家族連れでもお一人様でも、全員にお勧めできるお店です。高速の大村ICを降りたところすぐにありますので、遠方の方も高速道路で行きやすいですよ^^
ピッツァが美味しいと評判が評判を呼び、土日はいつもほぼ満席。予約してないと入れなかったり生地がなくなったりしちゃうケースもある、人気のピッツェリアを紹介します♪
オーナーの富永さんは大阪の専門学校で料理を学び、独立する直前の4年間をピッツェリアで修行した料理一筋のキャリア持ち。海外で放浪していた時期もあったそうです(笑)。
今までにイタリアを訪れたことは8回ほど。本場イタリアのピッツァや料理、町の雰囲気に刺激を受けながらピッツァ作りに活かしているそうです。
イルロスパッチョの美味しさの秘訣をしりとり風に紹介してみる
富永さんに色々とお話を聞いていると、ピッツァの美味しさの理由が「しりとり」になっていたので(笑)、その順番で紹介します。
窯 → 薪 → 生地 → 時間
美味しさの秘訣① 窯(かま)
イルロスパッチョで用いるピザ窯は、ナポリから直送された本格石窯。450度の高熱で1~2分でふっくら焼きあがります。
ピザ窯の中ってなかなか見たことないと思いますが、こんな感じになってます。
薪&火が片方にしかないんですね。もちろん、火側にある生地が強く焼けていきます。
なので、片方が焦げすぎないようにピザをくるくる回しながら、いい感じに焼き上げていくわけです。
焼き方の簡単なセオリーはあれど、薪、生地、気温、湿度、など条件が毎回異なるので、オーナーの感覚と経験から微調整をしながら焼き上げるんですって。
火で焼くというよりは熱で焼くのが石窯の使い方。これは経験とセンスの為せる業ですね。
美味しさの秘訣② 薪(まき)
窯が本格的でも「ガス」で食材を焼くケースもあるそうですが、イルロスパッチョでは熊本の樫の木を中心とした薪を使って火を起こしています。
もちろん、電気代やガス代よりも断然コストが高くなってしまいますが、それでも富永さんが薪を使うのにも理由があります。
それは、木材が含んでいる水分が蒸発して食材を「蒸す・スチームする」過程を大事にしたいから。スチームしながら高熱で焼き上げることで、水分を保ちながら中はもっちり、外はしっかりとパリパリ、全体的にふんわり、といった、ピザ窯ならではの焼き上がりに仕上がるんだと。
ピザ以外にも魚やお肉を食べたことがありますが、まさにそういった食感だったので納得してしまいました。
2つ目の要素は「薪」ですね。
美味しさの秘訣③ 生地(きじ)
3つ目は生地です。かま→まき→きじ、とイイ感じでしりとりになってるでしょ~(笑)。
さて、生地でこだわっている点は2つ。「小麦粉」と「発酵具合」です。小麦粉は国産とイタリア産を配合した独自ブレンド。味、旨みに直結します。
そして発酵具合によって生地の柔らかさが変わってきます。湿度や気温など外部環境によって発酵の加減が違うので難しいみたいです。
生地自体が柔らかくて美味しいので、素焼きで何もつけずに食べたり、オリーブオイルのみ、トマトソースのみなどで食しても美味しいレベル♪
ピッツァと同じ生地でフォカッチャを創ったりすることも♪そのフォカッチャも美味しすぎます。
美味しさの秘訣④ 時間(じかん)
そして、意外なキーワードがでてきた。それが「時間」。
地元「大村」のお客さんも多いですが、最近は佐世保や長崎市など遠方から来る方も多いんだとか。高速道路の大村IC近くにあるので、車を走らせてくる常連客も多いそうです。
遠くから来るお客さんが口をそろえて言うのが「運転している間、ずっとピザのことばかり考えてたよw」といった言葉。
「早く食べたい!待ち遠しい!と思ってくれてるから、よけい美味しく感じるんじゃないかな。逆に、自分もそういう「時間」をかけて来てくださるお客さんの顔を思い浮かべながら、準備や仕込みを行うからきっと美味しく仕上がっているのかもしれませんね。」
オーナーとお客さんが遠距離恋愛をしているような関係を築けるお店。「時間」はイルロスパッチョの立地ならではのキーワードですね。
偶然でしたが、しりとり風に完結した美味しさの4つの秘訣でした♪
イルロスパッチョのおすすめ人気ピッツァメニュー
生地がとっても美味しいので、素焼き(生地にオリーブオイルだけ)とかマリナーラ(トマトソースとオリーブオイルだけ)もオーナーおすすめだったりします。
でも、季節に合わせた食材を使ってたり、食材が色々と乗ってるのも人気だそうです。なので、どれが人気とは言えない!とのことw
ってことで、今回食べたピッツァと、個人的に好きなピッツァなどを紹介したいと思います!
チチニエッリ(しらす、トマトソース、にんにく、オレガノ)
チチニエッリ(税別1,380円)
しらすのピッツァ!これは今まで食べたことありませんでしたがすっごく美味しい。たっぷりとしらすがちりばめられていて、トマトソースの酸味とニンニクの香り、しらすの塩気と食感がうま~く調和してます。うまうま。税別1380円、税込み1518円。
ビスマルク(ロースハム、玉子、トマトソース、モッツァレラ)
ビスマルク(税別1,430円)
ドイツの鉄血宰相ビスマルクが「目玉焼きを乗せたステーキ」を好きだったことから、半熟卵が乗ったピザをビスマルクというそうな。ヴェルディ川崎のビスマルクとは関係ないそうです。
半熟卵好きにはたまらないピザ。とろ~りとろけます♪税別1,430円、税込1,573円。
燻製ゴルゴンゾーラ(ゴルゴンゾーラ、燻製チーズ(スカモルツァ))
くんせいチーズ入りゴルゴンゾーラ(税別1,400円)
レギュラーメニューに「ゴルゴンゾーラ」というピッツァもあり、それもチーズが濃厚でめっちゃ美味しいんですが、さらに燻製チーズをトッピングしたものがこちら。濃厚さが増すというよりは、香ばしさがプラスされるという感じ。チーズ好きは絶対食べてほしい。チーズと生地だけなのに飽きない。何度食べてもうまい。まじうまい。税別1,540円
石窯で焼き上げたメニューはやっぱオススメ
ピッツァ以外にも美味しいメニューが豊富。石窯で焼くと、炭火などで焼いた時と食感や味が違ってきます。家庭では真似できない仕上がり。石窯でシンプルに焼き上げた系の料理を注文してみると「イルロスパッチョの味」を感じられると思いますよ♪
野菜のグリル
野菜のグリル(税別750円)
これは野菜好きにはたまらん!サラダもいいけど野菜グリルを食べた方がイルロスパッチョに来た~て感じがします。塩やオリーブオイルを付けて食べますが、何もつけなくても美味しい!バーニャカウダソース付き。
旬の鮮魚の窯焼き
これも衝撃的な美味しさ。皮はぱりぱり、身はふっくら焼きあがってます。石窯で焼かないとこうはならない!魚は季節によって異なるようですね。
ピザもパスタも食べて・・・となるとお腹いっぱいになっちゃうかもですが、こちらは是非トライしてほしい!
お肉や牡蠣のグリルも最高
今回は頼んでないですがお肉もうまい。火で直接焼くわけではないので固くならなくてふんわりジューシー。やばいね、やばい。一言でいうと、まじやばい。
あと、今回は真牡蠣は季節が違うので食べてませんが、石窯で焼いた牡蠣メニューがあれば是非頼んでみてください^^これも美味しい!
パスタも美味しい♪これはペスカトーレ!
ペスカトーレ(税別1,380円)
ペスカトーレ=魚介のトマトパスタ。こちらは石窯は使いませんが、本場イタリアからインスピレーションを得て作るパスタも美味しいです♪税込1,518円。
他には、ピッツァやパスタに合うワインも揃えてあるので、オーナーに聞いてみると美味しいワインも楽しめますよ。
子供連れでも楽しめる座敷席も♪
イルロスパッチョのメニュー(ランチ・ディナー・テイクアウト)
イルロスパッチョのランチメニュー
イルロスパッチョのランチには、イタリアのお惣菜と季節のサラダが付いてお得ですよ~♪お惣菜も美味しいっス。
ランチメニューは↓からご確認下さい!!
イルロスパッチョのディナーメニュー
ピッツァのメニュー
パスタのメニュー
ピザやパスタ、ディナーはお料理に合うワインもおすすめですよね~♪
ディナーメニューは↓からご確認下さい!!
イルロスパッチョのテイクアウトメニュー
店舗受取り用のテイクアウトも充実しています♪宅飲みにご利用ください!!
メニューは↓からご確認下さい!!
住所:長崎県大村市坂口町520-3
電話:0957-52-5056
定休日:月曜 ※月1回不定休あり
営業時間:
ランチ 11:30~15:00 (料理L.O. 14:00)
ディナー17:30~22:30 (料理L.O. 21:30)
カード利用:OK(ディナーのみ) VISA、マスター、DC、JCB
※(土日は特に)予約しておいた方が確実です
※生地がなくなり次第、ピッツァの提供は終了となります