【みジカなナガサキ】第29回 みんなで向き合う認知症

みジカなナガサキ

【長崎県の”いま”を伝える】
~ みジカなナガサキ ~

「認知症」は、誰もがなる可能性があるといわれています。

認知症の方とそのご家族が自分らしく暮らし続けることができるように、一人一人が「自分ごと」として理解を深め、地域で支え合っていくことが大切です。

長崎県では、認知症の普及啓発に向けてさまざまな取り組みを行っています。

浜の町アーケードでの街頭活動や、県庁でのパネル展、フォーラムなどを通じて、認知症への理解を広げているほか、県内各地において、認知症普及啓発のシンボルカラーであるオレンジ色の光で照らすライトアップを行っています。

認知症は高齢者に多いと思われがちですが、65歳未満で発症する「若年性認知症」もあります。

発症初期には“もの忘れ”が目立たない場合もあり、うつや体調不良と間違われることも少なくありません。

現役世代での発症は、仕事や家庭、経済面にも大きな影響を及ぼす可能性があるため、職場や地域での支え合いと、就労面でのサポートが重要です。

「若年性認知症フォーラム」の様子を紹介します。

若年性認知症フォーラム

長崎県庁で開催された若年性認知症フォーラムでは、介護体験や認知症の方を地域で支えた事例に関する講演が行われました。

古賀さん インタビュー

Q.認知症について

社会福祉士 古賀周一郎さん「認知症は誰でもなり得る病気です」

古賀さん「認知症は恥ずかしいこと、大変なことという認識を改め、認知症になっても自分らしく安心して暮らせる社会を作ることが大事だと思います」

Q.若年性認知症の方への支援について

古賀さん「まず今の仕事、今の生活が続けられることが何より大事だと思います」

古賀さん「もし仕事の継続が難しくなった場合でも、何か本人のしたいこと、得意なことを続けられる方法を考えていただきたいと思います」

田中さん インタビュー

若年性認知症フォーラムに参加した田中さんは、50歳のときに「若年性アルツハイマー型認知症」の診断を受けたそうです。

Q.認知症になって悩んだこと

田中豊さん「思ったより理解してもらえないとか、もらいにくいというのが結構ありました」

Q.皆さんに知ってほしいこと

田中さん「本人ができることは本人にさせて、補えない部分を手助けしてもらいたい、ということです」

参加者 インタビュー

Q.若年性認知症フォーラムに参加した感想

参加者「2019年に夫が『前頭側頭型認知症』と診断されました」

参加者「若年性認知症フォーラムで介護体験の話を聞いて、夫の気持ちに寄り添うということを大事にして、私も今後そこをやっていけたらと実感したところでした」

若年性認知症支援について

長崎県では、専門の相談員である「若年性認知症支援コーディネーター」が、医療機関の紹介やサービスの案内を行うなど、一人一人に寄り添った支援に取り組んでいます。

また、本人や家族が安心して交流できる「若年性認知症の人の集い」を毎月開催しています。

若年性認知症 チェックポイント例

もし、こんな症状に心当たりがあれば、ご注意ください。

何か“いつもの自分と違う”と感じたら、一人で悩まずに「若年性認知症サポートセンター」にご相談ください。

認知症は高齢者だけではなく、現役世代でも発症することがあります。

気になることがあれば、専門の相談窓口を利用してほシカ〜!
シカだけに笑!

【みジカなナガサキ】
長崎県(広報テレビ番組)
長崎がんばらんばチャンネル
長崎県若年性認知症サポートセンター

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