【長崎の今をシカとご覧あれ!みジカなナガサキ】
デジタル化が進んで、IT人材の需要はどんどん高まっていますが、首都圏に人材が集中して、地方では不足しているそうです。
県内ではIT人材のニーズに対して、今後4年間でおよそ190人が不足する見込みです。
そこで県では、IT人材の確保に向けてさまざまな取り組みを行っています。
「ながさき IT CAMP」はIT分野の人材育成を目的としたプログラムで、離職者や非正規雇用者、大卒者などを対象に、ITスキルの習得から就職支援までを一貫してサポートしています。
また、今年度から新たに、IT人材の育成に力を入れるバングラデシュから即戦力となる人材を受け入れる「長崎県モデル」をスタートしました。
県内企業と、バングラデシュで日本語を学んだIT人材とのマッチング会をバングラデシュで行い、採用が内定した人材は県内の大学に留学生として来日します。
その後、大学で実践的な日本語やビジネスマナー、日本文化を学びながら、内定企業でのインターンシップを行い、日本の生活に順応して企業に入社する仕組みです。
実際に、「長崎県モデル」を利用している企業にお話を伺いました!
株式会社オリエントアイエヌジー
訪れたのは、県内のインフラ整備を中心に測量や設計などを行う、株式会社オリエントアイエヌジー。
バングラデシュ出身のユシャさんを、インターンシップ生として受け入れています。
Q.バングラデシュで学んだこと
ユシャさん「私は(バングラデシュの)大学でプログラミングとウェブ開発を学びました」
Q.インターンシップの感想
ユシャさん「測量は難しいですが、カリキュラムが分かりやすくて少しずつ理解してきました。毎日、会社の人たちと日本語でたくさん話したので、日本語もうまくなりました」
Q.今後の目標について
ユシャさん「今、会社にはITの専門家が少ないので、測量DXに貢献して、会社の勇者になりたいです。僕の名前は『ユシャ』なので」
「長崎県モデル」を利用したのが、株式会社オリエントアイエヌジー代表取締役の中島さん。
Q.「長崎県モデル」を利用してよかったこと
中島さん「企業単体では、県内ましてや国内でもIT人材を確保するのは非常に困難であるという点と、今回受け入れた人材(ユシャさん)について、日本ということだけでなく、長崎という場所にもきちんと関心をもって来てもらえたという点で、『長崎県モデル』を利用して良かったと思います」
Q.ユシャさんを受け入れてみて感じたこと
中島さん「ユシャさんを受け入れてみて当たり前ではないところが私たちの新たな気づきにつながったり、当たり前をきちんとお互いがコミュニケーションをとることで、日本語にして、言葉にして、声に出す時間が増えたように感じます」
Q.今後、IT人材に期待していること
中島さん「今後、彼のようなIT人材が加わることで、社内の小さなDXからより専門的なDXの推進まで幅広く活躍してもらえればと期待しています」
こうした取り組みが、長崎のIT分野を支えていくんですね。
ここで一句。
「切らさない IT人材と 人の縁」
県内企業とバングラデシュIT人材のマッチング会について、詳しくはWEBサイトに掲載しています。
IT人材の採用を考えている県内企業の皆さんは、県の未来人材課にぜひご相談ください。
海外から来てくれるIT人材にどんどん活躍してほシカ~!
シカだけに!笑
【みジカなナガサキ】
・長崎県(広報テレビ番組)
・よかテレ
・ながさき IT CAMP
・バングラデシュIT人材の受入「長崎県モデル」