長崎市にある複合商業施設「長崎西洋館」が2023年5月末に閉館します。
学生時代に利用した方、日常的に利用されている方、イベントに参加されている方。とても多くの方の思い出が詰まった場所です。淋しいですね。。
開業は1990年。一時期は年間200万の来館者も
長崎電気軌道のグループ会社「株式会社ナガデンクリエイト」が運営するこの施設は、地上3階地下2階のビルで、飲食店や雑貨店などが入居しています。
長崎西洋館の特徴は路面電車が建物の中を走る構造ですよね。
1990年の開業以来、一度は年間200万人もの来館者数を誇っていましたが、2000年代に市内で大型商業施設が増加した影響や新型コロナウイルスのパンデミックにより、来館者数は68万人まで落ち込みました。
同館は開業以来赤字が続いており、新型コロナ禍で本業の電車の利用が減少したことから、営業継続は難しいと判断されました。
長崎西洋館の屋上(憩いの広場:噴水)
屋上には、噴水がある「憩いの広場」があります。
開放的な空間で、この場所で時間を過ごした人も多いのではないでしょうか。
長崎路面電車資料館
路面電車に関する機材や部品などがたくさん展示されています。
閉館後は、どこかで引き続き展示されると嬉しいのですが。。
長崎西洋館は階段がオシャレ
閉館後の土地・建物の扱いについては「売却も含めて検討する」とのこと。
建物の取り壊しや改装をする場合は「電車の安全運行維持が前提となる」と発表しています。
長崎西洋館の公式サイトはこちら。