東京から高島に移住して間もなく丸2年を迎えようとしている、三十路男子のてくてくです!
長崎人も意外と知らない、高島の魅力を中心に役に立つ記事をお届けしたいと思います。
まずは高島の簡単な紹介から。
高島ってどんなところ?
「高島」について聞かれたら、皆さんは何を思い浮かべますか?
おそらく正確な場所や行き方・歴史などを正しく答えられる人は少数派でしょう。
海水浴場、釣りスポット、炭鉱の島、世界遺産…足を運んだことがあればそれなりに記憶に残っていても、そもそも高島を知らないという人も多いはず。
高島はもともと石炭を掘り出すための炭鉱として栄え、昭和後期には東京を超える人口密度を記録し日本の近代化を牽引してきた場所。
2015年の世界遺産登録を契機に全国的に有名になった軍艦島ですが、ここも実は高島炭鉱の一部なんです。
日本のエネルギー政策が石炭から石油に変わり炭鉱が閉山となった今、高島は衰退していき最盛期には2万人近くいた人口も30年ほどの間に400人を下回り、過疎の進んだ島となりました。
しかし、人口減少と共に残った店舗も次々と閉店していく中で、最近新しくオープンした飲食店が!
その店の名は、「高島ベースカフェ」。軍艦島に最も近いカフェとなります笑!
もともとは整備工場だった
車の整備工場だった建物を、外装そのままにリノベーションしてカフェへと改修。
鉄骨むき出しの屋根や舗装されていない地面など屋外にも感じられる荒々しい印象もあれど、なぜか醸し出される優しい雰囲気が居心地のよさを与えてくれて、ついのんびりしたくなってしまいます♪
5/20のオープンから5日目のこの日は、雨にも関わらず島の奥様方が数名来店されていました。
基本のメニューはこちら。
個人的なオススメはBBQバーガー!
手作りバンズとビーフパテの存在感、豪快に盛り付けられたポテトが病みつきになります。
スリランカカレーも好評のようです。
島外からご来店くださったカップルが注文されていました。
カフェの定番であるコーヒーやハーブティーはもちろん、夜はビールやカクテル等のドリンクも提供可能。
ただし通常は18時閉店なので、それ以降に利用したいときは事前に予約を入れてくださいね。
暑い日には、ここでしか味わえない高島限定カステラシェークに挑戦してみるのもまた一興。
ひんやりしたバニラシェークの中に、カステラの味がしっかり感じられます。なかなか美味しい。
さらにこの日は特別メニューとして、高島水産センターで養殖されているひらめを使用した「ミニひらめ丼」がありました。
コスプレイベントin高島-気分は上々
5/28に高島で開催されるコスプレイベントに合わせて、数量限定販売する予定とのこと。
当日しか食べられない限定メニューなので、気になる方は5/28に高島ベースカフェへ足を運んでみてください。
もちろんコスプレ・カメラマンでのイベント参加も大歓迎!
カフェ以外のお店もチェック
カフェの他にも、高島ベース内には様々なショップが並んでいます。
石炭を使用した手作りのアクセサリーを販売する「Ko’u Makana(コウマカナ)」
古着をリメイクして作られたエプロンが素敵な「JUNK RANCH MARKET(ジャンクランチマーケット)」
手作り食パンもあります。
火曜と金曜がパンを焼く日で、くるみパンやレーズンパンなどの注文も受付中。
レンタルシーカヤックの受付もこちらでできます。
天井から吊るしてあるカヤックが、まるでスポーツ店のよう。
センスが感じられるカッコよさです。
高島ベースを中心に、遊びから食事まで全てを楽しめる空間を作りたい、という運営グループである高島LOVERSの想いが伝わってきますね。
グループメンバーは、福島からの移住者を中心に構成されているそう。
出身地である福島までの距離を示す標識がいくつか飾られていました。
実は高島では現在、予約なしで昼食をいただけるお店は高島ベースカフェのみ。
ここさえ知っていれば、間違いなく高島を充分に楽しむことができると思います。
市街地にはない長崎初の工場跡リノベーションカフェに、ぜひ一度お越しください!
長崎から高島への高速船の乗り方
高島ベースカフェ
営業時間 10:00~18:00 (不定休)
http://takashima.nagasaki.jp/cafe.html
高島LOVERSホームページ
http://takashima.nagasaki.jp/highisland.html