【みジカなナガサキ】第28回 未来をつくる!技術の力①

みジカなナガサキ

長崎県では人口の減少や地理的な条件の厳しさなどが課題になっています。

これらを解決するにはデジタル技術の積極的な導入が必要不可欠です。

県内でもドローンによる医薬品などの配送サービスやデジタル技術を活用した予約制の乗り合いタクシー、いわゆるオンデマンドタクシーのサービスが始まっていますよね。

今回は最先端のデジタル技術が集まるイベントを取材しました。

新しい技術や製品が展示されました

出島メッセ長崎では第2回ドローンサミットと合わせて、ながさきデジタルDEJI-MA産業メッセ2023が開催され、約80社が持ち寄ったドローンをはじめ、新しい技術や製品が展示されました。

空飛ぶクルマ

[質問]塩田みうさん
「こちらにかっこよくて大きな機体がありますが、こちらは何ですか?」

テトラ・アビエーション株式会社 新井さん
「私たちテトラ・アビエーション株式会社が開発する空飛ぶクルマです」

新井さん「私たちは100kmを30分で移動できる空飛ぶクルマとして、32枚のプロペラで垂直に離着陸をし、後ろのプロペラで前に進む機体の開発をしています」

塩田さん「今回は特別に空飛ぶクルマに乗させていただきました。すごく広々としていますね」

新井さん「はい、こちらアメリカ向けに開発をしているので、100kgのアメリカ人の方でも乗れるようなサイズ感で開発しています」

新井さん「まずは2025年、大阪・関西万博で展示やデモフライトでお客様にお見せできるように開発しています」

新井さん「2030年ぐらいには一般の方にも広く使っていただけるようにしたいと考えています」

ドローン

[質問]塩田みうさん
「飛行機のようなものから荷物が投下されていますが、こちらはどういったものですか?」

豊田通商株式会社 石川達也さん
「これはドローンです。医療用医薬品と日用品を運んでいるドローンです」

[質問]塩田さん「実際にもう使われているのですか?」

石川さん「五島市福江島に拠点がありまして、そこから配送を行っています」

今回のイベントでは五島市から長崎市への約100kmの区間で五島名産の鬼鯖鮨をドローンで届けるデモフライトが行われました。

ドローンは約1時間で長崎市に到着します。100km以上荷物を運搬するフライトは日本初の取り組みです。

[質問]塩田みうさん
「ドローンから無事に正確な位置で鬼鯖鮨が届きましたね」

長崎県 副知事 馬場裕子さん
「ドキドキしましたよね。正確にエリア内に着地して、すごくビックリしました」

温度管理がしっかりされた状態で届きました。

それでは鬼鯖鮨をいただきましょう。

馬場副知事「1時間前に運ばれてきて、作りたてのものをこんなに新鮮な状態で食べられることはうれしいですね」

塩田さん「しっかり鮮度が保たれてますし、美味しいですね」

今回のデモフライトについて

馬場副知事「離島の中にはまだまだ交通の便が不自由な地域もたくさんありますので、そういった方々のために医薬品や日用品などが手軽に手元に行くようなサービスがドローンを使って普及していけばいいなと思っていますし、期待しています」

次回も引き続きデジタル産業メッセについてお伝えします。

来週も見るシカない!
シカだけに!笑

【みジカなナガサキ】
長崎県(広報テレビ番組)
よかテレ

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