長崎県が「坂道県」に改名?

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新元号が今日(4月1日)11時に発表される中、一足早くこのタイミングで長崎県は「坂道県」への改名を発表しました。

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長崎県は「坂道県」への改名を発表

海外のメディアも反応

新しい県章も発表

これまでの県章は長崎の「N」に平和の象徴「鳩」をデフォルメしたシンボルが使われていました。
新しい検証はそれらを引き継ぎ、なおかつ「坂道県」の「S」を表したものに変更されました。

長崎といえば、「カステラ」や「ちゃんぽん」・「くんち」や「ランタンフェスティバル」そのほかにも、「ハタ揚げ」「精霊流し」などの伝統的なお祭りで有名です。

近年では世界遺産に教会群や軍艦島をはじめとした近代化遺産が登録されて、歴史の中でも長崎の重要性が、注目されています。

そんな多くの物を持っている長崎県が、「県議会選挙」「市長選挙」「市議会選挙」などの統一地方選挙を控えた今なぜ「坂道」を選んだのか、気になります。

「〇〇県」で有名なのは「うどん県」に改名した香川県でしょう。また「おんせん県」に改名した大分県などは色々な意味で話題になりました。

「うどん県」はまさに「讃岐うどん」という、唯一無二のうどんと知名度の低い香川県を合わせた短期的に攻めたプロモーションでしょう。それでは、「坂道県」はどういう意味があるのか考察していきましょう。

考察1

まず一つ目に考えられるのは、他県に比べて斜面地が多く、その斜面地と生活が密接に関係していることが考えられます。
長崎市には斜行エレベーターがあるほど、市民は斜面に居住地の基盤を置いています。住宅の作りも独特で、玄関から1階に入ると実は、3階なんてこともあります。

これは、斜面が急すぎるので、本来の1階部分を道路に面した部分に作ることができないため、最上階に玄関を設けて、下に階段を降りて生活する住居に建てられています。

ほかにも、平地の部分が少ないため、1階部分が駐車場になっている家も多くみられます。

県内全体を見ると、「鬼木の棚田」「土谷棚田」など「日本の棚田百選」に選ばれている棚田もあり、斜面地を活かした農業が行われています。

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波佐見焼で有名な波佐見町には世界最大級の登り窯があり、窯元が立ち並ぶ地区の谷沿いの斜面を活用した、伝統工芸の町並みが存在します。

「坂道のアポロン」の舞台となった佐世保にも、印象的な坂道が多く存在しています。通学路の中にも「峰坂」「八幡坂」のほか、「黒島天主堂」へ続く道なども坂道です。

平戸には、教会とお寺が並ぶ珍しい坂道もあります。
坂道からはお寺越しの教会が見えます。こう行った風景も、長崎の歴史を感じることができる大切な場所です。

長崎市内に戻りますが、市内には歴史に刻まれた坂道から、市民に馴染みのある坂が多く存在します。

「オランダ坂」は多くの方が知っている観光名所にもなっている坂です。

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「どんどん坂」は明治初期の居留地時代に整備された坂道で、今でも生活の道として使われています。また、坂道の横に設置されている側溝には、当時からの工夫が詰め込まれています。実際に行って、形を確認してみてくださいね。

「祈念坂」は大浦天主堂横を通る坂です。レンガの塀沿いに、長崎港と大浦天主堂が見えるロケ地としても有名な坂道です。

坂道を使うのは人間だけではありません。長崎にはたくさんのネコが住んでいます。その中でも「尾曲がり猫」という長崎に住むご当地の猫たちもいます。

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長崎県内には、多くの坂道があり、長崎の歴史や文化に欠かせないものが多いため選ばれたのではないでしょうか。

考察2

そして、いい部分ばかりではなく、斜面地が持つ性質上、多くの問題を抱えているのも事実です。

ちなみに長崎には傾斜が30度を超える坂があり、丸山オランダ坂や丸山遊郭の裏道の忍び坂がそうです。

そんな坂道は、お年寄りにとっては厳しい生活になります。

ほかにも、ゴミ収集車は車での回収ができないため、ごみ収集専用のソリのようなものに集めながら階段を下ってきます。
引っ越しも簡単ではありません、トラックが入れないので、重い家具を人が持って運ぶことになります。

もちろんインフラ整備も大変です。都市ガスの普及は十分ではなく、中心地でもプロパンガスの住宅が多いです。上下水道も勾配を活かした作りにしなければ、滞りなく各家庭には届けることができません。
それだけでなく、舗装整備も道が狭いため、夜間工事をしなくてはならないほか、綺麗な舗装をするのは難しいです。

こうした、問題点をあえて重要なことと捉え、県名に据えたのではないでしょうか。

考察3

思うに、これが一番有力な理由ではないでしょうか。

それは、坂道グループの「欅坂46」を卒業する「長濱ねる」への、エールを含めた感謝の気持ちから、「坂道県」と改名したのではないでしょうか。

「欅坂46」に所属した時から長崎への愛着を話していた彼女の写真集は、長崎で撮影され、これまでにない売り上げをあげ、女性ソロ写真集の週間売上部数で歴代2位という快挙を成し遂げています。

ランタンフェスティバルでの皇后役や長崎市観光大使としても、長崎の魅力を多くの人に伝えてくれました。

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そんな彼女が卒業を発表しましたが、「長崎」と「坂道」の関係がなくなったわけではありません。彼女が残した関係性を大切にして、今後も「長濱ねる」が所属した「欅坂46」と「ひらがなけやき」から改名した「日向坂46」そして、「乃木坂46」の「坂道グループ」を最後まで応援するという決意表明から、「坂道県」へ改名したというのがいちばんの有力な理由ではないでしょうか。

以上が「坂道県」へと長崎県が改名した理由の考察ですが、今日は4月1日エイプリルフールです。「〇〇県」というネーミングはすでに廃れたネタではありますが、消費するネタからいろいろなことを考えてもらえると嬉しいです。

この記事を読んでいる間に、新元号が発表されていると思います。新元号になっても、大切なことは、個人が当事者として意識を持ち生きていくことです。

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